「tabモール」は、ユーザーが普段買い物をするショッピングスポットの店頭では取り扱っていなかった商品を取り寄せ、確認・試着してから購入できるサービス。
サービス開始時には、東京は松屋銀座、大阪は千趣会が参加し、松屋銀座には大塚製靴、オギツ、カルネなど多くの企業の商品を取り寄せることができる。千趣会は、「ベルメゾン暮らす服 鳳店」となる。
会員登録料、お取り寄せのための送料、購入しなかった場合の返送料等をユーザーが負担する必要はなく、すべて無料。返品作業もない。
tabモールは、ユーザーの「欲しい商品がよく行くお店にない」「返品できるECサイトもあるが返品作業が面倒」、実店舗の「単に取り扱い商品数を増やすと在庫リスクが増える」、ブランドの「販売機会を増やしたいが、コストや方針により出店できない」といった課題の解決が目的。
また、米Amazonの実店舗出店検討などを受け、競争激化する小売業界で百貨店や商業施設を、強みである接客力を活かしつつ、通販サイトと同様に取り扱い商品数を無限に増加させることで支援する。
サービスを提供するのは株式会社tabで、「セカイカメラ」の旧頓智ドットである。「tab」という、ネットで商品やスポットをクリップすると、実際にその場に近づいたときにアプリが知らせるサービスも提供している。
商品を取り寄せ、試着してから受け取れるスポットは、来春までに池袋、新宿、渋谷といった都心部主要エリアに拡大する予定。