戦略型ライブコマースの「LIVURU(ライブル)」を提供するテイラーアップは、ASEAN進出の第一歩としてタイの広告代理店であるMCFIVA(Thailand)Co., Ltd.と協業を開始した。同協業により、テイラーアップが提供している、インスタライブの視聴者インサイト分析サービス「ライブコマースフォース」のタイでの展開や、TikTokやFacebookのAPIを活用した開発を行っていくとしている。
タイ人の1日にインターネットを利用する時間は平均7時間4分であり、Z世代に至っては8時間24分もの時間をインターネットで消費しているという調査結果が出ている。タイ人のインターネットアクティビティTOP10のなかで、ライブコマースは第4位の34.10%を占めているという(MCFIVA調べ)。
同協業により、テイラーアップのみが取得可能なインスタライブの視聴者インサイト分析サービス「ライブコマースフォース」をタイの企業に対して提供。また、日本からは開発が難しいTikTokやFacebookのAPIを活用したシステム開発を、MCFIVAとの連携により進め、現在提供しているInstagram/twitterに加えて、TikTokやFacebookといったSNSにおけるライブ分析システムの提供を実現していく予定としている。
ライブコマースフォースは、テイラーアップが独自開発したInstagramライブ分析・DM自動送信SaaS。1分ごとの視聴者数推移やコメントデータを取得でき、視聴者の反響や感情を可視化することで、定量・定性面での分析を可能にする。さらに、コメントをトリガーとして視聴者にDMを自動送信し、購買導線を構築する。
ライブコマースフォースの機能
視聴者数データ取得
1分ごとのインプレッション推移を取得でき、どのコンテンツで離脱したか、もしくはエンゲージメントが上がったかを確認することが可能。
コメントデータ取得
誰がどのようなコメントしたのかを、アカウント情報も含め確認でき、CSVデータとしてもダウンロードすることが可能。
過去ライブデータの蓄積
ライブコマースフォース登録後に実施される全ライブデータがシステム上で蓄積されるため、分析や改善に役立てることが可能。
DM自動送信(フィード/ストーリー/リール)
ライブ配信中に視聴者に対して、DM(ダイレクトメール)が自動で送信される。DMにライブ配信で紹介している商品のURLやクーポンを記載することで、コンバージョンを上げることを図る。また、同一視聴者にDMが送信されるのは一度のみとのこと。