楽天グループは、2023年8月10日開催の取締役会において、同年11月1日を効力発生日として、楽天ペイ(オンライン決済)事業および楽天ポイント(オンライン)事業を会社分割の方法により、楽天ペイメント株式会社に承継させる旨を決議。また、同日を効力発生日とし、楽天ペイメントの全株式を株式交付の方法により、楽天カード株式会社に移管する旨も併せて決議した。
同グループは、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」ことを経営の基本理念に掲げ、国内外においてEコマース、トラベル、デジタルコンテンツ等のインターネットサービス、クレジットカードをはじめ、銀行、証券、保険、電子マネー、スマホアプリ決済といったフィンテック(金融)サービス、携帯キャリア事業等のモバイルサービス、プロスポーツといった多岐にわたる分野で70以上のサービスを展開。楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に、独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を形成している。
顧客とのタッチポイントを多面的に有する決済事業は、楽天グループが展開する各種サービスの顧客獲得に加え、楽天エコシステムへの誘導という意味においても非常に大きな意味をもつと考え、同グループは楽天ペイ(オンライン決済)事業及び楽天ポイント(オンライン)事業を楽天ペイメントに集約させることを決定。楽天カードと楽天ペイメントが一体となって事業を推進することで、さらなるグループ内シナジー向上が実現できるとしている。