メルカリは、循環型社会の実現と経済成長の両輪を目指す新市場“リコマース”を研究する「リコマース総合研究所(リコマース総研)」を設立した。
リコマースとは、製品の適切な長期利用を促進する産業を指し、二次流通プラットフォームやサブスク・シェアエコ、リペア事業者、自社リユースを実践する一次流通のブランド・メーカーなどが参画する、循環型社会の実現と経済成長の両輪を目指す市場。商品寿命をのばし循環させることで、高品質なものを最適量で生産し、循環型社会の実現に向けた重要な役割を果たしている。
また、リコマースの参加者たちは、消費者が持つ不要品を、必要な人にマッチングさせたり、修理して再利用可能な商品として市場に送り出したりすることで、循環型社会を実現するために積極的に貢献しているという。
リコマース総研は、リコマースに関わる国内外のトレンドや市場動向、消費者の消費行動の変化を研究し、社会・経済・生活などさまざまな視点からリコマース市場が与える影響を探求する研究機関。リコマース市場が循環型社会の実現に向けて果たす役割に注目、生活者の意識や行動の変化に加え、あらゆる人の可能性を広げ、新たな視点を見出すために研究を行う。リコマース市場がどのように社会や経済に影響を与え、生活者にどのような利益をもたらすかを探求し、その情報を広く発信していく考え。
主な研究テーマ
社会
リコマース市場が環境負荷などの社会課題の解決にどのように貢献できるかを探求し、循環型社会の未来に向けた研究を推進。
経済
リコマース市場が日本経済に与える影響を探求し、日本や企業の成長に寄与するリコマースの示唆につながる研究を実施。
次世代消費
リコマース市場が消費にもたらす影響を探究し、消費者のインサイトを明らかにすることで、今後の政府・企業・団体の活動に新たな発見を提供する研究を推進。