電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」を提供する株式会社IVRyは、ChatGPTを活用し、幅広い問い合わせと予約への自動対応を可能にするAI電話システムを開発。試験提供を開始した。
同取り組みでは、Azure OpenAIの対話型AI「ChatGPT」を利用した機能開発を実施。同社が独自に開発した対話コントロール技術と組み合わせ、人間の対応と同じような会話で幅広い業種の予約の一次受付が可能となった。予約以外の質問にも柔軟に応えることができ、不正確な情報提供の抑制も実現している。
これにより、中小事業者から大企業まで、人手不足に悩むあらゆる事業者が、人のようにスムーズな電話応対を24時間365日利用できる世界を実現。人手不足問題の解決および業務効率化を図る。
今回の機能実装においては、大規模言語モデルを活用した独自開発の自然言語処理システムにより、ホテル・飲食・病院をはじめとする、あらゆる業界における予約の一次受付を可能にした。また、同社がこれまで展開してきた機能との掛け合わせにより、より自然な対話形式での電話自動応答を実現。業務効率化と顧客対応品質の向上を同時にかなえることを目指す。
今後は提携クライアントのAPIを用いて、ネット予約在庫などの情報をリアルタイムに活用することで、予約受付の完全自動化も視野に入れ、機能開発を進めるとのこと。