ラクーンコマースが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」は、2023年秋頃を目途に、仕入事業者の新会員プランを開始する。新会員プランは、購入頻度の高い事業者向けの有料プランと、スポット購入向けの無料プランの2種類を予定している。
新プラン提供の背景と概要
「スーパーデリバリー」は、国内メーカーと小売店・サービス業などの事業者が取引できる卸・仕入れサイト。2002年のサービス開始以降、インターネットで仕入れができるサービスとして、アパレルや雑貨を中心に、家具、生活家電、食品など幅広いジャンルの商品を約140万点掲載している。日本の事業者を対象とした国内版に加え、世界134ヵ国への卸販売が可能な越境版も提供している。
近年、小売店以外の業種でも物販を行う傾向が強まっている。さらに新型コロナウイルスの影響で対面営業が制限されたことで、ネットショップも含めて物販を新たに始める事業者が急増したことから、商品ラインナップ・購入数量・購入機会など仕入れに関するニーズは多様化している。
現在「スーパーデリバリー」で仕入れをするには会費が発生するが、より幅広い客層に継続利用してもらうことを目的に会員プランをアップデート。今秋から、無料プランと有料プランの2種類のプランを展開する予定となっている。
無料プランの新設により、スポット利用など購入頻度の低いライトユーザーであっても、いつでも手軽に購入ができるように。これまで会費がハードルとなり利用を迷っていた層の新規獲得や継続率向上を見込む。また有料プランは、ポイント還元や返品・支払い条件の優遇など、購入頻度の高い事業者にとって現在よりもメリットが大きい内容となる予定だという。
なお、プラン詳細は決定後に公表されるとのこと。