グンゼは、2023年4月1日付でアパレルカンパニーの組織改編を行うことを発表した。
今回の組織改編では、これまでの「インナーウェア事業本部」「レッグウェア事業本部」「ハウスカジュアルセンター」の商品事業部制から、営業部門と企画部門が一体となった「営業MD本部」と生産機能全体を統括する「生産本部」を新設し、「経営管理部」と合わせた機能部制に変更する。
新型コロナウイルス感染症拡大以降、消費行動やライフスタイルの変化など、同社のアパレル製品を取り巻く環境も大きく変化した。今回の組織改編により、市場の変化に対応するためのマーケティング力と機動力を強化し、各商品事業部で培ったノウハウを結集した総合型商品開発力で、ユーザーに新しい価値を提供していく。
新設部門およびグループの概要は、次のとおり。
「営業MD本部」の新設
消費行動の変化への対応力強化を実現するために、企画、販売の連携とマーケティングを強化し、顧客ニーズに対応する商品の開発と提供を行う。
「商品企画部」
マーケティング強化に向けた「マーケティンググループ」と、「ライフスタイルアパレルグループ」「レディスインナーグループ」「メンズインナーグループ」「レッグウェアグループ」の4グループによる総合型商品開発で、顧客ニーズへの対応力、ブランド価値提供の最大化を図る。
ライフスタイルアパレルグループ
顧客のライフスタイルに対応した新たな商品カテゴリーを提供する。
レディスインナーグループ
差異化技術を活用した女性のライフサイクルに寄り添うレディスインナー、ファンデーションの開発を行う。
メンズインナーグループ
成型、カットオフなどの差異化技術や綿の高機能化などオリジナル技術を活用したメンズインナーの開発を行う。
レッグウェアグループ
国内生産の強みを活かした高付加価値ストッキングの商品開発とコンセプト型ソックスの開発を行う。
「生産本部」の新設
事業部門に分散していた生産部門を統合し、アパレルカンパニー全体の生産を統括。生産技術力、品質管理力を結集し、機動力、技術革新、開発力、環境対策の4つのプロセス改革を推進する。