サッポロビールは、2018年にスタートした「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」を2023年2月より新たなステージへ進化させ、クラフトブルワリーとの共創プロジェクト「ホッピンフレンズ」の第1弾商品を発売した。
「HOPPIN’ GARAGE」は魅力的な人々の人生ストーリーと同社の醸造技術を掛け合わせる「ストーリーブルーイング」製法で、多様性あふれるビールを生み出し、これまでにないビールの楽しみかたを提供するブランド。本年からオンリーワンのビールづくりである「ストーリーブルーイング」を進化させ、複数のクラフトブルワリーと共創する「ホッピンフレンズプロジェクト」を始動した。
同社は同ブランドを通して多様性あふれるビールを生み出し、そのストーリーを味わいながら飲むという、新たなビールの楽しみかたを提供することで「新しいお酒のある豊かな社会と生活」に貢献していく考え。
「HOPPIN’ GARAGE」は2018年10月からスタートしたサッポロビール初のD2Cブランドで、2021年4月より魅力的な人々の人生ストーリーと当社の醸造技術を掛け合わせてビールを生み出す製法の「ストーリーブルーイング」を開始した。ひとつの人生ストーリーをもとに多様性あふれるビールを生み出し、そのストーリーを味わいながら飲むという、これまでにないビールの楽しみかたを提案。フラッグシップビールである「ホッピンおじさんのビール」に加えて、新作ビールを2ヵ月に1回発売し、定期便サービスも提供してきた。
2023年のブランド方針
HOPPIN’ GARAGEのオンリーワンのビールづくりである「ストーリーブルーイング」の進化とD2Cを中心とした「購入体験の充実」で、より多くの人に魅力的な人との「出会い」を提供。具体的には、6つの人生ストーリーをもとにしたビールづくりに加え、新たにふたつの取り組みを開始する。
6つの人生ストーリー
- 「東京・三田のガウディ」建築家 岡 啓輔さん
- 「言葉と遊びつづける」コピーライター 石井 つよシさん
- 「新種の老人」アーティスト/実業家 遠山 正道さん
- 「刀をつまみに飲む男」ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』ライセンス担当 OK間(おけはざま)さん
- 「映画の無限の可能性を追求」移動映画館『キノ・イグルー』代表 有坂 塁さん
- 「リボンに命を吹き込む」アートユニット RIBBONESIA(リボネシア)さん
※上記は現時点での予定
ビールとブルワー(つくり手)の価値向上を目指す「ホッピンフレンズプロジェクト」始動
「ホッピンフレンズプロジェクト」とは、ひとつの人生ストーリーから複数の異なるビールができあがる面白さや楽しさを消費者に体験してもらう仕組み。「HOPPIN’ GARAGE」が発掘した魅力的な人生ストーリーを“ホッピンフレンズブルワリー”と称する複数の友好クラフトブルワリーに提供し、そのストーリーをもとにサッポロビールと「ホッピンフレンズブルワリー」がそれぞれ独自のビールを開発、製造。それらのビールは、「ホッピンフレンズセット」として「HOPPIN’ GARAGE」公式サイトで販売する。
同プロジェクトでは、消費者に主人公の人生ストーリーをさまざまな角度から味わえる体験や、ブルワーごとの表現の違いを飲み比べる楽しさを提供していく。また、同プロジェクトは、「ビールを通じた人やストーリーとの出会い」というビールの新しい価値を提唱し拡げる取り組みであり、かつビールづくりに向き合うブルワー1人ひとりの表現力にスポットを当てた取り組みであることから、ビール業界全体の活性化にもつながると考えている。
今回その第1弾として、建築家である岡 啓輔さんの人生ストーリーの「ホッピンフレンズセット」を「HOPPIN’ GARAGE」公式サイトで販売を開始した。
デジタルでもリアルでも、購入体験の充実や顧客接点の拡大を
消費者のオンライン上での買い物体験のさらなる充実を目指し、2023年1月よりアジャイル型のEC開発をスタートした。具体的には「ホッピンフレンズプロジェクト」の開始によって増加する商品数に対応できる基盤システムの構築に加え、6月(予定)の定期便サービスのリニューアルに向けて、消費者の要望に沿って配送内容をパーソナライズできるマイページ機能を構築。また、消費者のサイト内での行動や購買データをもとに購入体験の継続的な改善にも取り組む。
一方で、デジタルだけでは伝えきれないブランドの世界観を感じてもらい、個性溢れる商品を1本から手に取ってもらえる場として、2月27日から三軒茶屋のコワーキングスペース「三茶WORK」に併設する日替わり食堂にて「HOPPIN’ GARAGEポップアップバー」をオープン。4月(予定)には都内を中心にキッチンカーを用いてビールを販売する。デジタル接点の進化だけでなく、リアル接点でも「HOPPIN’ GARAGE」の世界観を感じてもらうことで、さらなる顧客接点の拡大をはかる。