かっこ株式会社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」は、wevnalが提供する、決済機能も兼ね備えたチャットフォームサービス「BOTCHAN Payment(ボッチャン ペイメント)」と連携し、チャットフォーム経由でのアフィリエイト報酬を狙うなどの不正注文を防止するとともに、ネット通販事業者における住所確認や本人確認などの業務効率化を実現する。
「BOTCHAN Payment」について
BOTCHAN(ボッチャン)は、消費者および企業のLTV最大化をブランド体験(Brand Experience)の向上を通じて実現する BXプラットフォーム。そのなかでもウェブ接客ツールであるチャットフォームに決済機能が合わさった、チャットフォーム決済サービス「BOTCHAN Payment」は、エントリーフォームの最適化を図り、CVRの向上に貢献する。
不正注文検知サービス「O-PLUX」について
かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、注文データをもとに通常の注文か不正注文かを判定するサービス。また、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払いなどの不正被害の防止および審査業務の自動化を実現するサービスとなっている。
ここ数年、ネット通販において製造者がダイレクトに消費者と取引をするD2C(Direct to Consumer)が盛り上がりを見せるなか、不正注文被害が増加傾向にある。
D2Cには販売する商品やジャンルをひとつに絞って販売する単品通販が目立つが、マーケティング手法として、アフィリエイトや初回限定商品などを扱うケースも多いため、アフィリエイト報酬狙いの不正注文や悪質転売などの課題がある。さらに、ここ最近では、デジタルマーケティングツールとして見かけることも多くなっているチャットフォーム経由でこういった不正注文被害が増加しているという。
このような背景から、チャットフォームサービス「BOTCHAN Payment」と不正注文検知サービス「O-PLUX」が連携することとなった。「BOTCHAN Payment」を利用中のEC事業者は、オプションとして不正対策ができるようになる。
今回の連携によるメリット
チャットフォーム経由での不正注文の対策は、担当者による目視審査や、自社のブラックリストとの照合によって防止することはできるが、地図サイトでの住所確認、過去の注文情報との比較など運用負担が重く、一定の注文数を超えると工数がかかるため人力での審査は難しくなる。
同提携により、「O-PLUX」を用い、電話番号疎通情報、空き室情報による検知や、「O-PLUX」を利用中のECサイトで発生した不正傾向など幅広い注文情報に紐づく項目を活用し検知を行うため、高精度な審査が可能に。結果、注文確定前に不正注文を検知できるようになり、従来不正注文が発生した際にかかっていたメールや電話による本人確認、注文のキャンセル処理などの工程を省くことができるため、事業者の運用コストの大幅な削減が期待できる。