あと払い(Buy Now Pay Later)サービス「ペイディ」を提供するPaidyは、ペイディユーザーの2022年の買い物トレンドをまとめ、発表した。2022年は、歴史的な円安などによる物価上昇が見られたものの、新型コロナウイルスによる行動規制が3年ぶりに緩和され、旅行などのお出かけ需要が高まり、徐々に外向きの消費傾向が見られた。
今回、ユーザーのペイディの利用状況をもとに、2022年1月から12月(調査期間:2022年1月1日〜2022年12月10日)の買い物傾向を紹介した。
全体:リアルカードの登場で、3回あと払いの利用は昨年比9倍に
2022年にペイディを利用してもっとも買われたアイテムは、Tシャツ、ニット・セーター、ワンピースとなり、例年通りファッションアイテムが人気となった。
ペイディカードの利用状況については、引き続きバーチャルカードをQRコード決済に紐付けて利用するユーザーが多かったほか、コンビニなどでの日常使いするユーザーも多くいた。また、実店舗でもそのままペイディのサービスを利用できるリアルカードの提供開始により、買い物の可能性が広がり、ペイディカードを利用して分割手数料無料の「3回あと払い」を選択したユーザーは昨年の約9倍となった。実店舗、オンラインを問わず、自分のライフスタイルに合わせて賢く買い物するユーザーがさらに増えたことが推測できる。
ペイディを利用してもっとも買い物された日は、9月9日。この日は、話題となっていた「iPhone 14 Pro」や「iPhone 14 Pro Max」の予約注文が開始され、新型のiPhoneを待ち望んでいたユーザーが多くいたことがうかがえる。なお、2022年にペイディユーザーのなかでもっとも人気だったApple商品は、「iPhone 14 Pro」だった。
カテゴリー別のトレンド
生活雑貨:2022年のマスクトレンドはバイカラー
日常的に使用するマスクは、必需品として、購入する人が多くいた。今年のトレンドとしては、マスクと紐の色が異なるバイカラーマスクが特に人気に。マスク生活でもおしゃれを楽しみたいという人のニーズに合わせ、マスクも年々進化していることがわかる。また、人気のインテリアショップ「Francfranc」の公式オンライン通販でもっとも人気があったのは、「ハンディファン」で。韓国からブームに火がつき、ここ数年で徐々に日本でも広がりを見せていたが、猛暑を乗り越えるマストアイテムとして日本でも定着したことが予測できる。さらに、繰り返し使えるカイロも上位に入り、サステナビリティを意識した買い物をする人が多かったことがわかる。
トラベル:3回あと払いで無理なく賢く旅行をエンジョイ!
3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動規制が緩和された今年は、旅行需要が高まり、航空券の購入数は昨年の1.4倍となった。また、航空券を購入された人のうち、3回あと払いを利用された人は昨年の約2倍となり、少し値が張る旅行商品をスマートに賢く支払いされ、久々の旅行を満喫するユーザーが多くいたことが推測できる。
「ふるさと納税」:賢い社会貢献で、その土地ならではのグルメを堪能する方が多数
賢いお金の使い方として、ふるさと納税が注目されるなか、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」でペイディを利用した人のなかで、もっとも人気があったのは、「お礼の品なしの寄付」だった。気軽に社会貢献ができるふるさと納税という制度を活用して、お礼の品とは関係なく、社会を良くしたいと考えるユーザーが多くいることが推測できる。また、お礼の品のなかでは、「北海道産天然秋鮭いくら昆布醤油漬け」「鉄板焼ハンバーグ デミソース」「おせち三段重」などが上位に入り、各地のグルメを堪能しつつ、楽しみながらふるさと納税を行っているペイディユーザーの姿が想像される。
推し活:特別感のあるアイテムが人気
Z世代を中心に広がっている「推し活」関連では、推しの限定品や記念品など、特別感のあるアイテムを購入される人が多くいた。VTuber事務所の「ホロライブプロダクション」の公式ショップでは、「あくありうむ。完全生産限定版 hololive official edition」「大神ミオ 100万人記念 - グッズ/ミオとおそろい部屋着パーカー」「ラプラス・ダークネス 誕生日記念2022-セット/誕生日記念フルセット」などが上位に入った。
3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動規制が緩和された今年は、旅行したり、実店舗での買い物を楽しむなど、ペイディユーザーはリアル世界での消費行動を自分らしくスマートに楽しんだことが想像できる。こうしたなか、Paidyではユーザーの買い物傾向を「おかえり、ただいま、等身大のリアル消費」と名付けた。