Sprocketは、iOSやAndroidのネイティブアプリ内でポップアップによるマルチステップ型の接客を可能にする「Sprocket App」の提供を開始した。
同Appでは、アプリを利用しているユーザーの行動データをリアルタイムに分析し、ユーザー1人ひとりにとって最適なアプリ内メッセージを配信可能。画面の閲覧、スクロール、タップなどの行動データを組み合わせることで柔軟にセグメントを作成し、ユーザーの疑問や悩みを解決してアプリにおけるコンバージョン最適化を実現する。
従来もスマートフォンのウェブブラウザ内での接客は可能だったが、同Appの機能追加により、ネイティブアプリとウェブサイトを横断してカスタマージャーニーマップに沿った接客シナリオが実現できるように。Sprocketの特徴でもあるマルチステップ型のポップアップを利用することで、選択肢を分岐させたり、アプリ内機能の使いかたを順番に説明したりといったストーリー性のある接客も可能となっている。
Sprocket Appの特徴
アプリのコンバージョン最適化に必要な機能を完備。各種行動データのリアルタイムな計測、細かなターゲティング、多彩なポップアップ、A/Bテスト、外部連携、マルチステップ型の接客など、従来のSprocketが備えている主要な機能をAppでも利用できる。セグメントに利用できる行動データの例は、次のとおり。
- 画面の閲覧
- 画面のスクロール
- 画面内の要素のタップ
- ログイン/ログアウト
- カート追加
- お気に入り登録
- 購入 など
また、同Appでもコンサルタントによる充実した運用支援を提供。同社は累計50,000回を超えるA/Bテストの結果から、あらゆる業種やサイトにおけるコンバージョンメソッドを蓄積している。専任のコンサルタントが、アプリ内体験の分析から仮説の立案、シナリオの企画、設定、効果検証までを代行し、コンバージョン改善の成果にコミットする。社内に知見やリソースが足りないという場合でも、導入直後から精度の高い施策を実施できるとのこと。
さらに、アプリとウェブのユーザーを紐づけることで、デバイスを横断した接客体験を実現。たとえば、日中にスマートフォンのアプリで商品を検索してお気に入りに登録し、帰宅してからパソコンのブラウザーでウェブサイトを訪れるようなケースでも、ウェブサイトやアプリ内の行動データを互いに連携することで、ユーザーの心理や購買意欲に合わせてパーソナライズした接客が可能となる。