Recustomerは、既存株主であるALL STAR SAAS FUND・Coral Capital・Gazelle Capital・G-STARTUPに加え、新規引受先としてモバイル・インターネットキャピタルより合計2億円の資金調達を実施した。
あわせて、新プロダクト「Recustomer 自宅で試着」を公開。調達した資金は、大手ブランド企業の導入へ向け、セールスチームとカスタマーサクセスチームの組織強化とプロダクトのセキュリティ強化に投資するという。
資金調達概要
- 調達金額:2億円
- 新規株主:モバイル・インターネットキャピタル
- 既存株主:ALL STAR SAAS FUND・Coral Capital・Gazelle Capital・G-STARTUP ※50音順
- 資金用途:セールスチームとカスタマーサクセスチームの組織強化とプロダクトのセキュリティ強化
「Recustomer 自宅で試着」の概要と特徴
「Recustomer 自宅で試着」は、自社ECサイトでお試し購入を可能にするサービス。試着時は0円で注文を行え、商品が届き試着をしたあと、購入しない商品は返送、購入を決定した商品分の金額を自動決済する。ECサイトで実際の商品の試着ができることにより、購入時の「実物が見られない」という買い物客の不安を払拭し、購入率を向上させる。
事業者のメリット
購入率や平均注文単価の上昇、顧客満足度の向上につながる
“ECで購入した商品”を試着するのではなく、“実物を自宅で試着し購入を決定した商品”のみ支払いが行われるため、買い物客は安心して購入が可能。これにより、商品の購入率や平均注文単価の上昇を見込むことができる。
買い物客の潜在ニーズを取得できる
同サービスを導入すると、買い物客に対して購入理由と返送理由に関するアンケートを実施できるため、買い物客のインサイトを取得可能。取得したデータは自社のマーケティングや商品のフィードバックへ役立てらることができる。
事業者と倉庫の迅速な連携が行える
Recustomerは、事業者と商品のやり取りが発生する倉庫にも管理画面を提供しているため、返送による検品作業もオペレーションを一貫して実現可能。万が一、買い物客から期限通りに商品が倉庫に返送されない場合なども、事業者側と倉庫側で現状把握が迅速に行える。
買い物客のメリット
自宅にある商品と組み合わせた“自宅で試着”が可能に
ECサイトで気になった商品を実店舗に行かずとも、気軽に自宅で試着ができるように。自宅にある商品との組み合わせも検討できるので、実店舗よりも余裕を持った試着が可能となる。また、これまで買い物客が負担していた送料が事業者負担になることや、コンビニエンスストアにある返却サービス「SMARI」を使用することで、返送に対してのハードルも低くなる。
安心してショッピングを楽しめるように
これまでの試着サービスは購入を決める前に決済を行うことが当たり前だった。同サービスを使用すると、0円で試着ができ、商品の購入を決めてから決済が行われる。購入を迷っている段階で料金が発生せず、安心してショッピングができる。