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アリババグループ、天猫ダブルイレブンに向けて中国最新消費トレンドとアリババの支援策を発表

 アリババグループは11月4日、「2022年 天猫ダブルイレブンの⽇本メディア向けオンライン説明会」を実施。中国消費者市場の最新トレンドや今年の天猫ダブルイレブンの取り組みについて説明した。

 天猫ダブルイレブンは、アリババグループが主催するショッピングイベントだ。14回目を迎える今年は、第1弾が10月24日午後8時~11月3日終日、第2弾が11月10日午後8時~11月11日終日というスケジュールで開催される。規模は前回を上回り、参加ブランド数は29万以上、出品商品数は1700万以上に上るとのこと。

 中国最新消費トレンドにおける日系企業のチャンスとは

 円安の影響もあり、さらに注目を集める越境EC市場。説明会に登壇したTモールグローバルジャパンセール事業開発部長 劉氏は、中国の越境EC市場について「成長率約20%を維持している一方で、全体の輸入市場における越境ECが占める割合は約6%となっており、今後さらなる成長の余地がある」と述べた。続けて、この2、3年で中国の消費トレンドも大きく変わってきていると説明し、近年の主なトレンドとして次の4つをあげた。

  •  快適な巣ごもり
  •  免疫向上
  •  高品質
  •  グリーン消費

 具体的な商品としては、ヘルスケア商品やゲーム機、アウトドア商品などが人気で、とくにヘルスケア商品は、50代~60代のユーザーの増加により需要が高まっているという。

 劉氏は最後に、Tモールグローバルが提供しているビジネスモデルについても触れ、「3年間で1,000以上の海外ブランドの売上において約2億円を突破したいと考えており、そのためにも中小企業への支援を続けたい」と今後の展望を語った。

 日本にいながら中国国内の物流をコントロール 

 同じく説明会に登壇したツァイニャオジャパン事業開発部長 大山氏は、中国国内の物流におけるサポートについて紹介。大山氏は「中国国内の物流は多様化している」と述べ、それに対するツァイニャオジャパンの取り組みとして中心倉庫を例にあげた。保税倉庫とは別に保有する中心倉庫をハブとし、そこからアリババ以外のプラットフォームや一般貿易への貨物の振り分けが可能だという。また、どの貨物を中心倉庫にいれるか、どの物流モデルを使用したら良いかなど、中国国内の物流に関する相談を日本国内で受けられる。

 上記に加えて、天猫ダブルイレブンに向けての取り組みとしては、次の5つの支援策を発表。

  •  輸送時間短縮とコスト削減のため、長距離輸送と倉庫スペースを拡充
  •  デジタル化された通関申告システムで菜鳥が連携している、中国側すべての港の通関を支援
  •  24時間365日管理された保税倉庫で、在庫管理に関する負担を軽減
  •  主要都市に設置された専門保税倉庫
  •  ライブストリーミングによる販売促進

 今後は越境ECだけではなく、一般貿易や中国以外の物流もサポートしていきたいとのこと。

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