インドネシアでEC事業を展開するPT. transcosmos Commerce(トランスコスモスコマース)は、EC事業を強化するため、本社を拡張移転した。ジャカルタ スディルマン地区に新設した本社は、従来比約4倍のフロア面積となり、約60人の従業員とともに事業拡大を目指す。
同社は2018年11月に事業を開始したインドネシア向けのEC企業で、日本をはじめとする世界各国の顧客企業と消費者をつなぐ販売パートナーとしてEC展開を支援している。オンラインリテールとして顧客企業の旗艦店を請け負っているのが特徴で、現地5大マーケットプレイス(Shopee、Tokopedia、Bukalapak、Lazada、BliBli)において商品の仕入れ販売を行っている。
競合分析、ゴール設定、サイト設計、SNS運用、LP作成、コンテンツ作成、店頭運営、モールとの折衝、広告運用、キャンペーン運用、ライブEC、カスタマーサポート、CRM、フルフィルメント、月次報告 と、ワンストップ・フルセットでの提供も可能なほか、カフェテリアプランでの提供も行っている。
今回の拡張移転は売上拡大によるもので、今後さらなる成長が見込まれるインドネシアEC市場において、いっそうの事業拡大を目指す。
トランスコスモスのASEAN市場向け事業は、ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供している。EC支援サービスでは、顧客企業の海外進出状況や現地戦略にあわせて現地市場での展開を支援している。