Apptioは、エイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2Oリテイリング)に、IT投資管理高度化、戦略的IT投資判断の迅速化と精度向上を支援するApptioのSaaSソリューションが採用されたことを発表した。
H2Oリテイリングは、将来に向けての指針である「長期事業構想2030」と、それを踏まえた新しい中期経営計画を策定し、急速なデジタル化・オンライン化に対応するために、3ヵ年で 260 億円を投資し、DX に向けた新たな IT 基盤の構築と現行システムの再整備を実施する。この全社的な取り組みを推進するにあたり、より高度化されたIT投資管理を実現し、IT予算の予実管理の精度向上、投資対効果の正確な測定、ユーザー部門への納得感のあるITコスト構造の説明などの課題を解決する必要があった。さまざまな選択肢を検討した結果、ITファイナンスの領域でグローバルベストプラクティスとなっているTBMと、それを支えるApptioのクラウドソリューションの採用が決定された。
現在はIT投資管理の工数削減とコストデータ一元化および予実各種分析レポートの自動化に取り組んでいる。今後は、ITコスト構造をアプリケーション、プロジェクト、利用部門別で詳細に可視化し、納得感のあるコスト配賦モデルを通じて、利用部門との協業をさらに推し進めるとのこと。また、計画フェーズから予実管理まで一元管理することで、戦略的IT投資の意思決定をスピードアップするとともに、データに基づいて是正アクションを迅速に立案および実行し、IT投資の最適化を通じたコスト削減も目指す。