AI、IoTで不動産のデジタルリノベーションを実現するライナフは、同社が提供する置き配サービス「置き配 with Linough」とLOCCOが提供するシェア型LCC宅配サービス「OCCO」を連携させたことを発表した。同連携により、オートロックマンションにおける置き配の実証実験を開始し、非接触・非対面による荷物の受け取り(置き配)を実現していく。
OCCOを利用するユーザーは、2022年8月2日受け取り分から置き配を利用できるように。対象は、エントランス用スマートロック「NinjaEntrance」を設置している、大田区一部のオートロック付きマンションとなる。
ライナフは、引き続き対象となるマンションを拡大させていくとともに、「NinjaEntrance」と連携可能な事業者(生協の配達やEC事業者など)とのパートナー連携も拡大させていく予定となっている。
連携内容
ライナフの「NinjaEntrance」とLOCCOがAPIでシステム連携し、入居者のエントランスオートロック解除の承諾を得ていることが前提で、配送スタッフ専用のウェブアプリケーションから、オートロックの解錠を可能にする。また、暗号化通信を用いることで、配送スタッフはセキュアな入館が可能となる。
「置き配 with Linough」について
オーナーや管理会社に向けて、大手ECサイトが提供するオートロック解錠デバイス、および自社製品の「NinjaEntrance」を活用したオートロックマンションにおける安全な置き配の普及とそのサービス提供を行っている。初期費用、デバイス費用などは一切かからず、新築・既存問わず物件の置き配対応化が可能となっている。
無償の置き配に加えて、管理会社向けの有料プランとして、内覧時に遠隔でエントランスを解錠したり、工事業者に期限付きのデジタルキーを発行したりするなど、鍵管理にかかわる業務効率化のための各種機能を用意している。