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2024年8月27日(火)10:00~19:15

今さら聞けないEC知識

楽天市場に出店する方法は?販売開始までの手順・必要な費用・注意点解説


 楽天市場はAmazonなどと並んで、多くの利用者がいるECプラットフォームです。楽天市場での出店を検討する際は、メリットや費用、出店の手順などを把握しておきましょう。今回は、楽天市場の基本的な特徴や注意しておきたい点などを含めて、詳しく紹介します。

 楽天市場は、AmazonYahoo!ショッピングと並ぶECプラットフォームのひとつです。楽天市場への出店を考えるときには、基本的な特徴やメリット、利用料金などをきちんと把握したうえで、手順についてもおさえておきましょう。

 この記事では、楽天市場でECを始めるときのポイントを詳しく解説します。

楽天市場の基本的な特徴

 楽天市場での出店を検討するときは、どのようなECプラットフォームであるかをよく理解しておく必要があります。まずは、基本的な特徴から見ていきましょう。

集客力に強みがある

 楽天市場は楽天グループ株式会社が運営しているECプラットフォームです。認知度、利用者数ともに国内トップレベルです。楽天会員数は1億人を超えており、ほかのECモールと比べても高い集客力を誇っています。

 ニールセンデジタル株式会社が発表した「デジタルコンテンツ視聴率」の月間レポートによれば、2021年12月の月間利用者数1位は楽天市場で約5,104万人となっており、2位であるAmazonの約4,729万人を上回っています。ただし、楽天市場とAmazonとではメインとなるターゲット層が異なるため注意が必要です。

2021年12月のMonthly Totalレポートより、オンラインモール
画像出典:PRTIMES

 Amazonが18~34歳の男性客に強みを持つのに対し、楽天市場は幅広い年代の女性客の利用が多いのが特徴です。そのため、女性をターゲットとした商品を取り扱うのであれば、集客力の高い楽天市場を利用するのも選択肢の一つだといえます。

出店型なのでブランディングに取り組みやすい

 楽天市場は各ショップがお店を出す「出店型」のモール形式なので、実店舗の運営のようにさまざまな部分にこだわることができます。商品のラインナップにこだわったり、独自のサービスを展開したりできるので、ブランディングに取り組みやすいといえるでしょう。

 楽天市場におけるユーザーニーズの特徴として、その店ならではの商品を求めているところがあるため、店舗の独自化は欠かせないポイントです。ECに長く取り組んでいくのであれば、中長期的なブランディングを考えたうえで、楽天市場を選んでみるとよいといえます。

 楽天市場では出店後も担当者が店舗運営をサポートしてくれるので、初めて出店する場合でも安心です。複数店舗の運営も可能なので、取り扱う商品の性質や客層に合わせて独自の店舗展開を図ってみましょう。

楽天市場に出店するメリット

 楽天市場に出店するメリットは数多くあります。ここでは、おもなメリットについて4つの点から解説します。

利用者・流通金額が多い

 楽天市場に出店するメリットとして、まず利用者数の多さが挙げられます。利用者数の多さはそのまま集客力に直結するため、重要なポイントだといえるでしょう。

 2021年度における楽天会員数は約1億2,700万で、年々増加傾向にあります。また、楽天市場の年間流通総額は5兆円を超えており、コロナ禍におけるオンラインショッピングへのニーズの高まりから、前年比およそプラス10.4%となっています。1日あたりの流通額は約137億円と、多くの商品が日々販売されていることが分かります。

 さらに、国内のEC市場においても存在感を見せており、楽天市場は市場全体の約25.2%のシェアを誇っています(2020年度)。品目別に見ていくと、食品・産直品は約38.9%、アパレルは約33.2%、生活雑貨は約37.1%など、日常生活でよく利用する品目を中心に多くの人が楽天市場を利用していると判断できます。

 以上の点から、今後もさらなる成長が期待できるECプラットフォームといえるでしょう。

ポイント制度でリピーター客が多い

 楽天グループのサービスの特徴として、利用すればするほどポイント倍率が増えていく点が挙げられます。普段から楽天のサービスを利用していれば、ポイントがたまりやすくなるためリピーター化しやすいといった傾向があります。

 楽天市場でためたポイントは、たとえば楽天西友ネットスーパーや楽天トラベルなど、楽天グループのさまざまなサービスで利用可能です。楽天市場だけでなく、ほかのサービスとの相乗効果によって高い集客力を誇っているといえるでしょう。

大規模セールやキャンペーンによる集客効果

 楽天市場は「楽天会員ポイント5倍キャンペーン」など、定期的にセールやキャンペーンを開催しています。既存顧客に対してのプロモーションに力を入れているため、リピーター獲得のための好機となるでしょう。

 特に、多くの商品が割引されポイント還元率も高くなる「楽天スーパーSALE」の際には大々的なキャンペーンを行っており、多くのユーザーが楽天市場を利用しています。

 ほかにも、複数の店舗を利用することでポイントがアップする「お買い物マラソン」、楽天グループ株式会社が親会社を務める楽天イーグルスやヴィッセル神戸などが試合に勝った翌日はポイント倍率が上がる「勝ったら倍キャンペーン」など、独自の取り組みを継続しており、集客効果を高めることにつながっています。

サポート体制が充実している

 楽天市場に出店すると、専任のECコンサルタントによる店舗運営のサポートのほか、売上を高めるための施策提案やトラブル対応に関する相談などのサービスを受けられます。オンラインショップの運営は継続的に取り組んでいく必要があるので、気軽にアドバイスをもらえるのは心強く感じるでしょう。

 また、売上アップを目指す店舗向けに勉強会の場を提供する「NATIONS(ネーションズ)」というプログラムも用意されています。ECコンサルタントによるサポートと併せて実際に販売している店舗からノウハウを学ぶこともでき、店舗運営を短期間で強化できる仕組みが整っているのが特徴です。

楽天市場に出店するときの注意点

 楽天市場に出店するメリットがたくさんある一方で、気をつけておきたい部分もあります。どのような点に注意しておく必要があるのかを2つのポイントから解説します。

他社のサービスに比べて出店料が高い

 楽天市場のデメリットとして挙げられるのは、他社のサービスと比較して、出店料が高いことです。後述するAmazonYahoo!ショッピングなどの出店料と比べると、出店コストがかかるので、出店をためらってしまう場合もあるでしょう。

 しかし、実店舗を展開する場合と比べれば、必ずしも出店料が高いとは言い切れません。また、ほかのサービスと比べても高い集客力を誇っているので、費用対効果を考えたうえでよく検討してみることが大切です。

プロモーションが自由にできない

 楽天市場では、管理画面から顧客のメールアドレスを取得することができません。そのため、プロモーションによっては不便さを感じてしまうこともあるでしょう。

 しかし、むやみにこのようなルールを設けているわけではなく、顧客の個人情報漏えいを防ぐことに注力しているからだといえます。

 ECでは顧客の住所やクレジットカードの情報など、さまざまな個人情報を取り扱っています。そのため、個人情報の漏えいなどが起これば、楽天市場そのものの信頼性が揺らいでしまう恐れもあるため、一定のルールを設けているのです。

 ただし、顧客のメールアドレスを取得できないからといって、プロモーションができなくなるわけではありません。顧客リストに対してメールマガジンを送付したり、さまざまなマーケティング施策を活用したりすることで、集客力の向上につなげられるでしょう。

楽天市場の出店にかかる費用

 ECプラットフォームへの出店を考えるときには、出店料や費用などがどの程度かかるのかも気になるものです。AmazonYahoo!ショッピングと比較しながら、楽天市場で出店するコストを見ていきましょう。

楽天市場の出店プランと出店料

 楽天市場への出店を検討するときは、どれくらいの出店料がかかるのかを理解しておくことが大事です。毎月のランニングコストを把握できれば、収益のシミュレーションを立てやすくなるでしょう。

 楽天市場には、次のように3つのプランが用意されています。

がんばれ!プラン スタンダードプラン メガショッププラン
初期登録費用(税別) 6万円
月額出店料(税別) 月額9,500円(年間一括払い) 月額5万円(半年ごとの2回分割払い) 月額10万円(半年ごとの2回分割払い)
システム利用料(税別) 月間売上高の3.5~7.0% 月間売上高の2.0~4.5% 月間売上高の2.0~4.5%
登録可能な商品数 5,000アイテム 2万アイテム 無制限
画像容量 500MBまで 5GBまで 無制限

 「がんばれ!プラン」は、3つのプランのなかで月額出店料が一番手頃でスタートしやすいプランです。初めてオンラインショップを開設する方におすすめといえるでしょう。

 「スタンダードプラン」は、目標月商が140万円以上の場合におすすめのプランであり、低コストでの店舗運営が可能です。

 そして、「メガショッププラン」は大量出品を考えている方におすすめで、容量を気にせずに自由な店舗運営が行える点が特徴です。

 適したプランは状況や目標によっても異なるため、出店時の状況を踏まえたうえでプランを検討してみましょう。

その他の費用(全プラン共通料金)

 楽天市場では出店料のほかに、全プラン共通の費用がかかります。おもに、システムサービス利用料金と決済サービス利用料金ですが、それぞれの内訳についても見ていきましょう。

システムサービス利用料金 楽天ポイント 楽天会員が購入した代金の通常1.0%
システム利用料(税別) 月間売上高の0.1%
楽天スーパーアフィリエイト(税別) アフィリエイトを経由した売上の2.6%~
R-Messe(税別)
月額固定費:3,000円から
会話数に応じた従量課金
決済サービス利用料金 楽天ペイ利用料 月間決済高の2.5~3.5%

 上記の費用は、円滑な店舗運営や楽天市場の利便性・信頼性を高めるためにかかるコストだといえます。出店料だけでなく、ランニングコストについてもしっかりと把握しておきましょう。

Amazon・Yahoo!との出店料・その他の費用を比較

 楽天市場の出店料やその他費用について考えるときは、ほかのサービスと比較をすることが重要です。AmazonYahoo!ショッピングの費用を見てみましょう。

Amazonの出店料・費用

 Amazon社は世界各国でEC事業を展開しており、国内においても楽天市場と並んで利用者数が多いのが特徴です。Amazonの出店料とそのほかの費用はとてもシンプルであり、以下のようになっています。

費用項目 小口出品(販売店数49点まで/月) 大口出品(販売店数49点以上/月)
月間登録料 無料 月額4,900円
基本成約料 1回あたり100円 無料
販売手数料 8~15% 8~15%

 Amazonの出店形式として、「小口出品」と「大口出品」があります。小口出品の基本成約料が1件あたり100円であるため、月間49個以上の商品を販売する場合は、大口出品のほうがよいでしょう。

 Amazonは商品のジャンルごとに販売手数料が決められており、8~45%と幅があります。

Yahoo!ショッピングの出店料・費用

 Yahoo!ショッピングは、検索エンジン大手のYahoo!JAPANなどを運営するZホールディングス株式会社によって展開されています。市場シェアにおいては、楽天市場やAmazonには及ばないものの、出店数や商品数の伸びが大きく、今後ますますの成長が見込めるECプラットフォームといえるでしょう。

 Yahoo!ショッピングの出店料と費用は、次のようになっています。

費用項目 料金の目安
初期費用 無料
月額システム利用料 無料
売上ロイヤルティ 無料
ストアポイント原資負担 1~15%(1%は必須)
キャンペーン原資負担 1.5%は必須
アフィリエイトパートナー報酬原資 1~50%(1%は必須)
アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
入金サイクル手数料 無料(月2回以上を選択で発生)
決済サービス個別手数料 各種決済サービス手数料
決済サービス基本手数料 無料

 コスト面におけるYahoo!ショッピングの特徴は、楽天市場やAmazonと比べると手頃な料金設定が行われているという点です。ただし、出店料は無料ですが成約手数料は発生します。

 さらに決済手数料もかかるので、料金体系をきちんと把握しておきましょう。

決済方法 手数料
PayPay残高払い 決済金額の3.0%(税別)
クレジットカード決済

決済金額の3.24%(非課税)

※PayPayカード株式会社の発行カードは決済金額の3.0%

PayPayあと払い 決済金額の3.0%(税別)
ゆっくり払い 決済金額の3.24%(税別)
モバイル支払い(キャリア決済) 決済金額の4.48%(税別)
コンビニ決済 150~300円/件(税別)
銀行振込決済(ペイジー) 150円/件(税別)

 Yahoo!ショッピングの強みとして挙げられるのがPayPayでの決済でしょう。PayPayの登録ユーザー数は、2022年4月時点で4,700万人を突破しており、今後も利用者数の増加が見込まれています。

楽天市場の出店方法と販売開始までのステップ

 楽天市場でスムーズにお店を開くには、具体的な出店方法や販売開始までのステップを理解しておく必要があります。どのような手順で取り組めばよいかを解説します。

出店の申し込み

 楽天市場に出店するときは、公式サイトの画面から「出店申し込み」を行います。WEBからの申し込みとなっているので、申し込みに必要な情報や書類を準備したうえで、申し込み手続きを進めてみましょう。

 事業者や運営責任者に関する情報などを入力して、RMS(Rakuten Merchant Server)アカウントを開設します。RMSとは、楽天市場で出店準備を行う際にさまざまな作業ができる店舗運営システムのことです。

 RMSでは受注作業や顧客管理、ショップや商品ページの作成、各種データの分析などが行えます。新規出店コンサルタントが手続きをサポートしてくれるので、不明点などは気軽に相談してみましょう。

 なお、楽天市場に出店する際に必要となる書類として、次のものが挙げられます。法人企業と個人事業主とでは必要書類が少し異なりますが、出店準備をスムーズに進めるために、早めに書類をそろえておきましょう。

  • 出店申込書
  • 審査書類
  • 取扱商品の販売に必要な営業許可、資格などを示す書類
  • 商材の写真
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 住民票、印鑑証明書(個人事業主の場合に必要契約開始日より3ヶ月以内に発行されたもの)
  • 実店舗の写真(個人事業主の場合に必要)など

 楽天市場でスムーズにお店を開くには、具体的な出店方法や販売開始までのステップを理解しておく必要があります。どのような手順で取り組めばよいかを解説します。

出店審査・利用開始

 RMSアカウントが開設されたら、ショップページを作成していきます。商品に関する情報(商品名・価格・在庫数・ジャンル・製品コード)や決済方法、配送方法などを設定し、すべての情報の入力が完了したら「オープン審査」を依頼します。

 オープン審査を受けるためには、以下の要件をすべて満たしておく必要があります。

  • 店舗ルール検定試験の受講と合格
  • 振込口座・自動振替設定口座の登録
  • 配送に関する設定
  • 商品登録
  • カテゴリページの作成
  • 看板画像の設定 など

 RMSの操作方法などは、店舗オープンアドバイザーがサポートしてくれるので、一つひとつの手順を理解しながら、必要な手続きを進めていきましょう。

オープン審査・販売開始

 オープン審査を通過すれば、楽天市場での販売をスタートできます。オープン審査が完了するまでの期間は早ければ2週間程度ですが、場合によっては1ヶ月程度かかることもあるので、ある程度時間に余裕を持って出店手続きを行いましょう。

 開店後はECコンサルタントがサポートしてくれるので、店舗運営についてさまざまな質問ができます。売上アップのつながる施策の提案や他店舗の事例などを紹介してもらえるので参考にしてみましょう。

出店を申し込むときの注意点

 楽天市場で出店申請を行うときには、気をつけておきたい点がいくつかあります。申し込みを行うときに慌ててしまわないように、事前に以下の点をチェックしておきましょう。

必ずしも審査を通過するわけではない
 楽天市場に出店しようと申請を行っても、過去に審査落ちや強制退店の記録がある場合などは審査に落ちてしまうことがあります。

 法人や個人事業主であれば審査に通りやすいといえますが、本業がある個人が副業として出店することは基本的に認められていません(開業届提出済みなどのケースは除く)。出店時だけでなく、出店後も確認書類の提出を求められることがあるので、担当者に正確な情報を伝えるようにしましょう。

 また、販売が禁止されている商材で出店しようとしても審査を通過しないので、あらかじめ商材が適しているかを確認することも大事です。審査落ちとなってしまう場合は、ほかのサービスの利用も含めて再検討してみましょう。

出店時の住所表記に注意が必要

 登記住所や代表者の住所が、出店を行う際に使用できる住所です。ただし、レンタルオフィスやバーチャルオフィスで契約している場合は注意が必要です。

 レンタルオフィスなどの場合、郵便物の受け取りや個人情報保護の観点などから、審査に落ちてしまう可能性があります。施錠ができて、独立した個室のレンタルオフィスであれば契約に問題がないケースもあるので、不安な場合はECコンサルタントに確認しておくとよいでしょう。

 また、代表者の住所を使用する場合は、楽天市場のサイトで住所が公開されてしまうので注意が必要です。

楽天銀行の口座開設は早めに行う

 楽天市場に出店するときは、楽天銀行の口座を開設しておく必要があります。出店審査を通過してから開設しても問題はありませんが、口座が開設できなかった場合には出店そのものができなくなるので注意が必要です。

 あとから慌てないためにも、あらかじめ楽天銀行の口座を開設しておくほうが無難でしょう。

楽天市場でお店を運営するコツ

 楽天市場でお店を上手に運営するには、競合店との差別化や集客などに取り組んでいく必要があります。店舗運営において、大事なポイントを見ていきましょう。

複数出店にも挑戦してみよう

 楽天市場では、店舗を複数運営することも可能です。多店舗展開を行うことで、幅広いターゲット層を顧客として取り込めるメリットがあります。

 また、特定のカテゴリで複数の出店を行えばユーザーの目につきやすくなり、CV(コンバージョン)を高めることにつながるでしょう。

店舗の独自化・集客力の高い商品を用意しよう

 楽天市場では、取り扱う商材によって多くの競合店と競うことになるため、店舗の独自化を行う必要があります。単に安ければ買ってくれるというものではなく、ユーザーニーズや顧客にとってのメリットは何かを考えたうえで店舗運営を行っていく必要があります。

 せっかく自店のサイトを訪れてくれたユーザーがいても、魅力的な商品がなければ離脱されてしまうものです。集客力に優れた商品を取りそろえ、競合店との差別化を図ることが重要です。

顧客データを分析して改善を繰り返そう

 オンラインショップ運営においては、店舗開設後も顧客ニーズに合わせて改善を繰り返していくことが大事です。顧客のニーズに合わない店舗運営を行っていても、思うように売上を伸ばすことができません。

 分析ツールをうまく活用して、自店のサイトを訪れたユーザーがどのような動きをしているか把握しておくことが大切です。すべての施策を一度に行おうとするのではなく、優先順位の高い施策から着実に実行していくことによって、顧客から支持される店舗となるでしょう。

外部流入を狙ったSEO対策もしておこう

 普段から楽天市場を利用するユーザーを意識した店舗運営を行う必要がありますが、一方で外部から流入してくるユーザー向けの施策も同時並行で実施することが肝要です。Googleなどの検索エンジンから自店のサイトに流入してくるユーザーもいるため、楽天市場に出店する際にはSEO対策を行いましょう。

 商品の見出しタイトルや使用する画像など、ターゲット層の目を引くための工夫を行っていく必要があります。楽天市場のユーザーだけでなく、外部からのユーザーもうまく取り込んでいけば、店舗運営の安定化につながるはずです。

まとめ

 楽天市場は大手ECプラットフォームであり、多くの利用者がいるのが特徴です。また、自店の特徴をアピールしやすい仕組みが整っているので、ターゲット層に適した運営ができます。

 多店舗展開も可能であるため、取り扱うジャンルごとにお店を運営していくのもひとつの方法です。楽天市場の基本的な特徴や出店コストなどを踏まえたうえで、賢く運営を行っていきましょう。

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この記事の著者

EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

ECについての情報を調べ、まとめてお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/11568 2022/08/03 12:28

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