楽天グループは、運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」において、循環型社会の形成に貢献する新たなECプラットフォームの実現に向け、同サービスのロゴおよびアプリアイコンのデザインを刷新し、リブランディングを行った。またこれに合わせ、130社以上のリユース事業者や40社以上の国内の並行輸入事業者が出店する「ラクマ公式ショップ」と、農産物や水産物などの取り引きに特化した「産直・こだわり食品」を本格提供開始した。
「ラクマ公式ショップ」では、実店舗の運営などで実績のある大手のリユース事業者や並行輸入事業者が出店し、プロにより検品されたリユース(中古)のブランド品やスマートフォン端末、並行輸入品などを数多く取り扱う。
また「産直・こだわり食品」では、食品ジャンルにおける生産者や加工業者、卸業者の事業者が出店することで、農産物や水産物などに特化した商品を販売。
さらに、年内半ばには、アパレルブランドと連携したブランド公式のアウトレットやセール品の取り扱いも開始する予定だという。
同社は、同サービスを通じて、循環型社会への貢献を目指した二次流通や応援消費などによる「サーキュレーション市場」の創造と発展を牽引していく考え。同サービスがサービス開始から10年目を迎える本年、さらに大きな循環の輪を生み出し、フリマアプリの枠を超えた新しいECプラットフォームに生まれ変わることを目指すべく、今回のリブランディングに至った。さらに、「楽天市場」をはじめとする同社グループサービスとのクロスユースを一層加速させ、ECにおける新たな価値提供を図る。
「楽天ラクマ」リブランディング概要
ロゴおよびアプリアイコンの変更
リブランディングにともない、「楽天ラクマ」のアプリアイコンとブランドロゴを変更した。
「ラクマ公式ショップ」 リユース/海外輸入/ブランド公式(アウトレット・SALE)
「ラクマ公式ショップ」は、事業者が「楽天ラクマ」へ公式に出店することができるサービス。「リユース」は古着、中古ブランド品、中古スマートフォン端末・タブレット端末などを取り扱う事業者、「海外輸入」は海外からの買い付け商品を取り扱う国内の事業者が出店し、提供を開始する。実店舗の運営などで実績のある130社以上、「海外輸入」は40社以上の企業が出店した。年内半ばには、「ブランド公式(アウトレット・SALE)」の提供開始も予定している。なお、事業者による出品商品ページには「公式マーク」が表示され、個人の出品者と事業者を見分けることができるとのこと。
「産直・こだわり食品」
「産直・こだわり食品」は、食品ジャンルの事業者が「楽天ラクマ」へ出店することができるサービス。同サービスで取り扱い対象をとなる事業者は、農産物や水産物などの食品ジャンルにおける生産者、加工業者、卸業者。食品ジャンルにおけるさらなる取り引きの活性化を図るため、今後出品者向けの機能拡充を予定している。