ファーストリテイリングは、アフガニスタン難民をはじめ、世界の難民・国内避難民の越冬を支援するため、合計100万点、約10億円相当分を超える冬物衣料を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に寄贈すると11月24日に発表。
寄贈される冬物衣料は、同社の子会社であるユニクロのアウターや、吸湿発熱繊維を活用した商品「ヒートテック」など。また、ファーストリテイリングはUNHCRからの支援要請を受け、アフガニスタン難民への越冬支援として、80万米ドル(約9,200万円)をUNHCRに寄付する。寄付金は、とくに脆弱な環境にある女性や子どもを中心に、ブランケット、ソーラーランタン、テント用断熱キットなど、氷点下の寒さから難民の身を守るために必要不可欠な支援物資の提供などに活用される予定。
同取り組みについて、ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長 柳井正氏は次のように述べている。
「私たちは、UNHCRとの10年にわたるパートナーシップを通じて、難民支援はグローバル企業の大きな責務だと考えています。複雑化する国際情勢の影響を受けて、住み慣れた土地から避難することを余儀なくされた人々が、安全に生きられる環境で生活を再建していくことは、世界の平和と持続的な発展に欠かせません。UNHCRとともにお届けする衣料や支援物資が、避難生活のなか厳しい冬を迎える人々の命と健康を守り、生活再建への一助となることを願います」