New Relicは、レストラン検索・予約サイト「食べログ」にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入したことを発表。
「食べログ」では市場の変化に合わせた新機能のリリースに迅速に対応し、サービスを安定的に稼働させるため、Kubernetesへの移行を進めている。これに伴い、Kubernetes環境を可視化し、安定稼働を担保できるシステム監視体制を構築する必要があった。また、これまでOSS(オープンソースソフトウェア)を中心に構築していたシステム監視体制をKubernetes環境に合わせて再構築する上で、その構築・運用を効率的に実現できる方法としてオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」が採用された。
New Relic Oneの採用に際しては、Kubernetesの監視体制の構築・運用コストを軽減できること、エンジニアの要望に柔軟に対応できるデータフィルタリング機能、エンジニアの目的、用途に合わせて選べるユーザーライセンス体系などが評価されたことから。
カカクコムでは現在は「食べログ」を構成する周辺機能を中心にNew Relic Oneの導入が進んでおり、すでにダッシュボード作成の工数削減などの効果が見えてきている。今後はさらに「食べログ」サービス内でのNew Relic Oneの適用範囲、活用範囲の拡大を進めていく。
株式会社カカクコム 食べログシステム本部 技術部 SREチーム マネージャー 図左洋介氏は次のようにコメントしている。
「『食べログ』をKubernetesに移行するにあたって、クラスタのオブザーバビリティを高め、サービスをいかに安定運用するのかが課題でしたが、『New Relic One』の導入によってその実現のための工数を大幅に削減することができました。さらに、データを元に確実な対策を速やかに立てることができるようになったと感じています。今後も可視化できるデータを拡充し、サービス改善を進めていきたいと考えています。」