初めまして。売れるネット広告社の荒木達成と申します。10年以上、制作会社に勤めていた経験から、バナー広告やメルマガ、ランディングページなどあらゆる広告クリエイティブの制作を手がけています。
今回はその中でも、“最強のバナー広告”の事例を紹介したいと思います。売れるネット広告社のバナー広告はなぜ大成功するのか? その秘訣を大暴露しながら、“売れる“クリエイティブに共通する考えかたまでお伝えできればと思います。
たったひとつのコピー、ひとつのビジュアルを変えただけで、売上が劇的に上がる可能性を秘めていますので、ぜひ参考になさってください。
バナー広告を無視されないように“媒体の掲載面に合わせる”
結論からお伝えすると、“媒体の掲載面に合わせる”ことがCTR(クリック率)を最大化させるための必須概念です。
ディスプレイ広告のCTRは10年前と比べて10分の1、わずか0.1%ほどしかないとも言われています。これはバナー・ブラインドネスにより、ユーザーに広告が“無視”されやすくなったためです。
バナー・ブラインドネスとは、ユーザーがバナー広告を目にしたときに自分とは関係ない情報として無意識に無視する状態で、ユーザーは意識して広告を見ないようにしているのではなく、“そもそも認識すらしない”という現象です。読者の皆様もきっと感覚でおわかりだと思いますが、“明らかに広告っぽい”バナー広告って、クリックしないですよね。
そこで重要となってくるのが、“媒体の掲載面に合わせる”という考えかたです。出稿先の媒体のフォントやコンテンツに完全になじませて、“広告臭”をできるだけ消すことで、CTRは劇的に上がります。
具体的には、媒体に掲載されているひとつの“コンテンツ”として、広告原稿を制作することが大切です。この見せかたを、売れるネット広告社では“コンテンツ風”と呼んでいます。例えば、本コラムはECzineに掲載していますので、ECzineで広告枠があった場合、“コンテンツ風”にするにはどうすればよいかを考えてみましょう。
例えば上記のように、右側にディスプレイ広告枠があったとします。その際、“媒体の掲載面に合わせる”バナー広告、つまり“コンテンツ風”バナー広告は以下のとおりです!
この“コンテンツ風”にすることが、広告原稿を制作するときに一番重要な考えかたです。派手な動きやタレント起用の広告原稿にするのではなく、キャッチコピーが立っていて媒体の掲載面となじんでいれば、ユーザーが本能的に広告を無視するのを回避できます。