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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

「持続的な購入」を目指すCRO

中小ECのスマホショッピングアプリ、使い続けてもらうための4つのブレイクスルー

本店(独自ドメイン)のアプリに欠かせない突破口

 やっぱり、スマホアプリが欲しい。

 スマホの画面上にアイコンがあるというだけでも、ロイヤリティは格段に向上します。Safariのアイコンや楽天のアイコンと、意味が段違いに異なります。ショップ独自のアイコンをタップするのでは、ショップに対する意識が雲泥の差です。「持続的な購入」を目指すうえで、これほど強力な武器はありません。

 しかし、使ってもらうにふさわしいアプリは、お金もかかるし、なによりアイディアが必要なことは先に述べたとおり。残念ながら、大型投資のできる大企業が有利です。中小企業がテンプレート型の「使い回し」アプリを流用して予算をおさえても、利用者がいなければ金をドブに捨てるようなもの。魅力あるアプリにしない限り、「持続可能な購入」は叶いません

 されど、決定打であるアダプティブは、自然過ぎてはじめに認知されません。その手前に加えて明示的な動機も欲しいところ。頻繁にタップしてもらうためのブレークスルーは案外多くありません。

動機を生む手段 具体例
コンテンツを新鮮かつ豊富に提供する メディア・コマース
デバイスの機能を活かす 写真投稿へのアクションや実店舗との連携
楽しみを提供する ゲーミフィケーション
インセンティブを与える クーポンやポイント

 上記4項目から最低ひとつは、尖がったものを考えてください。アプリありきではありません。動機を生む手段ありきです。誰かの口車に乗る前に、考える責任はご自身にあります。振り込め詐欺にだまされるほうが悪いと思ってはいても、脅しには弱いものです。

 右往左往しましたが、いつかはスマホアプリ、力強くオススメです。

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この記事の著者

株式会社インフォプラス マーケティングソリューション部 シニアコンサルタント 佐藤英俊(サトウ ヒデトシ)

インフォプラスでは、カジュアル担当。衣料品産業専門ということではなく、人間が形式ばっていないという意味である。「ABテスタ」の生みの親でもあり、モノ作りや新規事業に経験が深い。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/2839 2016/03/28 08:00

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