アスクル株式会社は、2025年10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害について、第10報となる最新の復旧進捗を発表した。
同社は現在、事業所の顧客の業務継続を最優先と捉え、ASKUL(事業所向け)サービスの復旧を最優先に進めている。10月29日には、第1段として(医療機関・介護施設を含む)一部の顧客を対象にFAX注文による出荷トライアルを開始し、11月10日には対象顧客と対象商品、出荷拠点を拡大。第2弾として11月12日には対象顧客をさらに拡大し、FAX注文に加え「ソロエルアリーナ」ウェブサイトでの注文を再開させ、医療機器・衛生材料などメディカル品477アイテムの出荷トライアルを実現していた。
今回は、第2弾の拡大と直送品一部再開・拡大を報告。サプライヤーからの直送品に加え、従来のアスクル在庫商品の出荷を実現しているという。これらの商品は各サプライヤー拠点からの出荷となるため、アスクルの出荷能力は従来の1~2割程度から変更なしとなっている。
なお、ASKULウェブサイトでの注文は、出荷オペレーションの安定稼働の準備が整い次第再開予定で、現時点では12月上旬の予定とのこと。LOHACOの再開はASKULサービスの本格復旧開始後としており、確定次第告知する予定と発表している。
