目標セッション数を突破。見えてきた「売れるロジック」と課題
━━ローンチから現在までの反響はいかがでしょうか。
池田 目標としていたセッション数(来訪客数)は、当初のターゲットを上回るペースで推移しています。獲得できているお客様の年齢属性も、我々が目指すターゲット層に合致しているという手応えがあります。
特に「うちのね、」では、ショップチャンネル本体でも大人気の洗剤『ハイブリッド浄』が非常に売れています。衣料用洗剤としては決して安くはない商品ですが、確かな品質で一度使うとリピートしていただける強みがありますね。
━━逆に、立ち上げを通じて見えてきた課題や、当初の想定と違った点はありますか。
池田 「世界観の維持」と「システム制約」のバランスには苦労しました。理想を言えば、「うちのね、」「CanauBi」でご購入いただく際、各サイトの世界観をを維持したままの購入体験を提供したかったのですが、投資コストとのバランスもあり、ご購入いただく際の決裁画面はショップチャンネル本体のECサイトの既存機能を活用する仕様になっています。
また、物流面でも「うちのね、」「CanauBi」でご購入いただいた商品も現状はショップチャンネルの段ボールで届きますが、将来的にはブランドごとの体験を磨いていきたい部分ですね。
ソーシャルコマースをテレビ事業と双璧をなす柱へ
━━今回の取り組みを通じて得られた最大の学びは何でしょうか。
池田 「ユーザー属性によって、有効な訴求コンテンツやプラットフォームが全く違う」ということです。ショップチャンネル本体のECサイトに来訪いただくお客様はテレビ番組を視聴した方が多く、Googleによるリターゲティング広告などが有効ですが、一方でスマホ世代がターゲットの「うちのね、」「CanauBi」は、SNSでのUGCによるコミュニケーションが非常に有効です。

━━最後に、今後の展望をお聞かせください。
池田 ソーシャルコマースは今後ますます伸びていく市場であり、当社としては「うちのね、」「CanauBi」の世界観をしっかりと構築し、お客様に共感いただき、この2つのサービスを事業としてしっかりとスケールさせていきます。将来的には、テレビ事業と双璧をなす規模まで、ソーシャルコマースビジネスを拡大させていきたいと考えています。
テレビという巨大なアセットを持ちつつも、今の時代に合ったお客様との接点を持ち続けること。それがショップチャンネルの次なる成長への道だと確信しています。
