「ホンダ」の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、現地時間2025年6月17日、都市部などでのラストマイルの配送において新ソリューションの提供を目指す「Fastport」を発表した。Fastportは、アメリカン・ホンダモーター内で新事業の創出を担う組織「Honda New Business Innovation Lab」から誕生した新たなFaaS(Fleet as a Service)事業となっている。

「Fastport eQuad」は、ライダーがペダルを漕ぐ力を原動力とし、それを電動アシストで補助する一人乗りの配送用マイクロモビリティ。自転車レーンでの走行を想定して設計されており、複雑な交通環境や渋滞が多い都市部での物流のスピードや効率性の向上に寄与することを目指す。また、電動アシストの動力源として交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を採用している。
なお、Fastport eQuadは、米国・オハイオ州のHonda Performance Manufacturing Centerでの生産が計画されている。2026年夏から本格的な量産が予定されているとのこと。