レスポンシブECサイト、スマホで売上前年比231%も!
前回まで、実際にレスポンシブを導入したECサイトをケースに、レスポンシブECサイトの効果や導入方法などを見てきました。
大手水着通販サイト「三愛オンラインショップ」は、aishipRで本店ECサイトをレスポンシブ化。全デバイスに完全対応しています。
三愛様は「三愛水着楽園」のショップ名通り水着がメイン商材です。レスポンシブ化後、初めて迎えた繁忙期の7月は、前年同月比売上で2倍以上を記録しました。
全てのデバイスにおいて売上額が前年同月を大きく上回り、特にスマートフォンでは231%を記録しています。
その他、着目すべきポイントとしては、以下があげられます。
- 月間インデックス数も前年同月比213%で自然検索流入が大幅増
- 7月のモバイルアクセスは全体の80%となり、インターネット利用端末のPCからモバイルへ移る「モバイルシフト」がさらに加速
- 無駄なページ遷移がなく、満足度の高いサイト構成
下記記事にて、上記ポイントの要因や具体的な検証を行っていますので、ぜひご参照ください。
●レスポンシブ化後売上前年比2倍に!データから銀座三愛「三愛水着楽園」売上増の要因を検証
いち早いレスポンシブ化がユーザーの信頼を勝ち取る
このように、レスポンシブECサイトはモバイルファースト時代のECサイト運用として多くの効果を発揮しています。運用効率の向上や、CVR(転換率)改善、自然検索数の増加など、これまでECサイト運営者ができなかったことを実現できるのです。
ECサイトのレスポンシブ化はまだ始まったばかり。コンテンツをどこまで共通化するのか、どのような商品レイアウトがユーザーを満足させるのかなど課題はあります。CSS3やJavaScriptの使いかたにも、まだまだ改善の余地があります。
しかし、いち早くECサイトのレスポンシブ化に着手し、2015年に向けてその運用ノウハウを身につけたECサイトは、マルチスクリーン向けの高度なユーザーエクスペリエンスを提供することにおいては、一歩先んじることができるでしょう。
結果的に、モバイル化/マルチスクリーン化時代のECサイト利用者から、厚い信頼を勝ち取ることになります。