越境ECに挑戦するなら、まずアメリカのホリデーシーズンを押さえよう
あっという間に11月下旬になりました。アメリカでは、11月下旬の感謝祭に始まり、年明けの1月初旬までがホリデーシーズンと言われています。また、プレゼント購入などクリスマスの準備は10月から11月初旬からすでに始まっている状況です。
今回は、越境ECに取り組む事業者が年末の繁忙期を迎えるために必要な準備について解説します。最適な施策開始時期は10月ですが、クリスマスや年末など11月以降もセールは続きます。2022年、残りのホリデーシーズンを勝ち抜くコツ、そして来年以降の対策を紹介しましょう。
まずは、改めてアメリカのホリデーシーズンについておさらいしましょう。アメリカでは、11月下旬のサンクスギビングデー(感謝祭)とブラックフライデーからホリデーシーズンがスタートします。12月のクリスマス、年末年始もかきいれ時です。クリスマスとほぼ同時期に、ユダヤ教徒には「ハヌカー(Hanukkah)」、アフリカンアメリカンには「クワンザ(Kwanzaa)」という行事も存在します。こうしたイベントごとがきっかけとなり、消費者の購買意欲がアップするのが年末年始のホリデーシーズンです。越境ECの繁忙期、かつ事業にとっても大きなチャンスであることがうかがえるでしょう。
なお、2022年のアメリカにおけるクリスマス商戦の一覧は次のとおりです。
- 11月25日:ブラックフライデー(Black Friday)
- 11月28日:サイバーマンデー(Cyber Monday)
- 12月17日:スーパーサタデー(Super Saturday)
- 12月24日:クリスマス・イブ(Christmas Eve)
- 12月25日:クリスマス(Christmas Day)
全米小売業協会(National Retail Federation:以下、NRF)の調査によると、近年の消費者はホリデーアイテム、クリスマスプレゼントなどを事前購入する行動が増えているそうです。4割以上の消費者が11月までにホリデーシーズンのショッピングを開始していることが明らかになっています。