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アプリ×動画への取り組みが進むか 位置情報の活用にも注目

定点観測 アプリ
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2017/09/26 08:00

 ECにかかわるプラットフォーマーの動向や、ユーザーを引きつけるキャンペーン施策、 クリエイティブ活用などについて、四半期に一度、各分野のプロにポイントを聞く「定点観測」。今季は、Googleの影響の大きさ、動画活用の進行、LINEとの連携、新しい決済の台頭が目立った。自社に関連するポイントをおさえ、来る年末商戦に備えよう(※本記事は、2017年9月25日刊行の『季刊ECzine vol.02』に掲載したものです)。

ライブコマースブーム到来か
始めるなら狙いを絞って目玉商品に

 いくつかサービスが登場してきていたが、7月6日にメルカリがスタートした「メルカリチャンネル」で、俄然注目を浴びたのが、ライブ動画×ショッピングの「ライブコマース」。動画を配信中に、タレント等がモノを販売するというものだ。

 動画を撮影し、配信するインフラは整っているので、理論上はテレビで行われてきたような通販番組を、EC事業者が自社サイトやプラットフォームを活用して、配信することは可能になってきている。

 メルカリは、アプリからスタートし、ブラウザにも対応したとは言え、やはり主戦場はアプリ。そのメルカリがライブコマースを始めたのだから、金子さんが注目しないはずがない。2017年後半、ライブコマースはぐんと盛り上がるのではと予測する。

 金子さんが所属する、アプリの共通機能を提供するヤプリでも、各事業者が動画を配信できる機能はすでにある。

 「前回の定点観測でお話ししたとおり、『エンベッド動画』という、アプリの中に動画を埋め込む機能を標準機能として提供しています。これを活用して、ライブコマースまでいかないですが、動画コマースをすでに実践されているのがレディースファッションの『神戸レタス』様です。商品詳細ページに入ると、動画再生ボタンがついていて、商品である水着を着ているモデルの動画が流れます。全商品を動画にするのは制作コストが見合わないので、今なら水着のように、商品を絞って狙いを定めてやるとおっしゃっていました」

 神戸レタスを展開するマキシム社は、動画配信プラットフォーム「C CHANNEL」と資本業務提携を発表。また、ファストファッションのショッピングモール「SHOPLIST」を運営するクルーズも、ソーシャルライブコマース「Live Shop!」を提供するCandeeとの協業を発表している。

 とくに、若年層向けのファッションECから動画、ライブコマースを取り入れる動きが進みそうだが、動画制作コストに加えて、その動画を配信していることをどうやって知ってもらうかだ。

 メルカリは、ダウンロード数約5,000万を誇るプラットフォームであり、「メルカリチャンネル」に出演するのは、テレビ番組にも登場するようなタレントやインフルエンサーだ。これほどの規模は、いちEC事業者にはなかなか実践できない。先述の提携も、両社の強みを活かさなければ、なかなか成功は難しいと見ているのだろう。

 「ヤプリでは、動画のお知らせにも利用できるプッシュ通知機能に力を入れています。ご利用企業様からご要望が多く、機能開発を続けています。たとえば、セグメント配信やカゴ落ち、定期通知機能のようなものです」

 昨今、マーケティングオートメーションツールを提供する各社が、軒並みLINEへの対応を発表している。自社アプリでも、同様のことをやりたいと思うのは当然の流れだろう。

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