卸業者の販促・受発注システム『TANOMU』を提供するタノは、英語・中国語圏の発注者に対応するべく、10月中旬より多言語化機能を提供開始する。
同機能を用いることで、店舗のスタッフごとに、日・英・中国語で表示する言語を個別に切り替えることが可能に。 店舗内に母国語の異なる従業員がいても、あるスタッフは日本語で使用し、別のスタッフは中国語で使用することができる。
また、 発注画面における「注文」「総計」など、全事業者で共通の項目を英・中国語化し、商品名についても、日・英・中国語の3言語での登録が可能となっている。
日本国内での外国人労働者は年々増え続けてきた。厚生労働省によると2020年10月時点で172万人を超える外国人労働者の雇用が事業者から届け出されている。 新型コロナウイルスの感染拡大下でも、過去最多の人数を記録する情勢であり、今後もさらに増加していくと推測されている。
外国人労働者のうち、10%を超える20万人超が宿泊業・飲食サービス業で勤務し、13%を超える23万人超が卸業・小売業の労働者である。こうした多くの外国人労働者が勤務する企業では多言語対応が喫緊の課題となっていたことから、本機能の提供となった。