ソムリーは、全国の農家が運営するECサイトの情報を集めたポータルサイト「あぐりぽ」の公開を10月5日より開始。農家と消費者が直接取引を行うルート開拓を支援し、生産者の売上および収益力向上を目指す。なお、同サイトへの情報掲載は無料となっており、ユーザーも会員登録なしで利用可能。
同社は、EC市場拡大などの影響により産直ECプラットフォームが増加する中、同プラットフォームへの販売手数料を避ける目的などから、自社ECを立ち上げる生産者が増加していると考察。「あぐりぽ」を運営することで、ECサイトを運営する小規模農家と、良質な食材を求める消費者の出会いの場を創出し、農家が農業だけで生計を立てることができる「自立型農業経営」の実現を目指している。
「あぐりぽ」は、エリア別のマップから日本全国の農家情報を検索することが可能となっており、ユーザーを各ECサイトに直接流入させる仕組みを構築。また、農家の魅力を取材して情報を発信する「地域アンバサダー」や、ECサイト運営および梱包作業を手伝う「地域サポーター」を各エリアに配置するほか、ECサイトを運営していない農家への支援として、ECサイトの構築支援サービスを提供する。そのほかには、構築後の支援として生産物をより魅力的に見せる取材記事の掲載や、広告による集客アップ施策なども行う。なお、「地域アンバサダー」や「地域サポーター」は、有志で構成されているため配置できていない地域もあり、「地域アンバサダー」による記事作成は一部有料となっている。