JR東日本は、列車を活用した輸送サービスを「はこビュン」と名付け、新たにビジネス化を決定。
同社ではこれまで、新幹線をはじめとする列車の速達性・定時性を活用した荷物輸送サービスについて、さまざまな輸送トライアルや実証実験を重ね、輸送マーケットの把握を進めてきた。このたび、列車による荷物輸送サービスの名称を決定し、新たなビジネスとして本格的に展開していく。
荷物のイメージである「箱」と「運ぶ」をかけて「はこ」、そして新幹線や在来線特急列車などでスピーディに「ビュン」と届けるイメージを、名称とロゴデザインに込めた。なお、10月1日から開始している、東京⇔仙台駅・新潟駅で「すぐに運んでほしい」というニーズに応える新サービスは、今後「はこビュン Quick」として展開する。
これまで実施してきた取り組みをビジネスとして本格的に展開していく。
- 「はこビュン Quick」を活用した取り扱い商品の拡大
- スーパーマーケットなどの食品小売店や飲食店、百貨店に向けた定期輸送の強化
- 地方駅などへ商品を輸送する下り列車の積極的活用 ・駅での受け取り箇所の拡大
JR東日本グループにて物流事業を担うジェイアール東日本物流が、荷主より輸送の発注を受け、列車を活用した輸送をコーディネートし、JR東日本は列車による輸送部分を担う仕組み。