日本IBMは、IBMがグローバルで展開しているサステナビリティー(持続可能性)経営の実現に向けた包括的なサービス・オファリングを拡充し、サステナビリティー成熟度診断と戦略策定支援を本年10月から開始する。
具体的には、サステナビリティー実現に向けた戦略策定などのコンサルティングから、プラットフォーム構築などの実装、さらには業界を超えたエコシステム組成までシームレスに提供するサービスで、業界や業務の高い専門性をもったコンサルタントやデザイナー、データ・サイエンティスト、システムズ・エンジニア、アーキテクト、研究員などから成る組織横断的な専門チームが顧客を支援していく。
当サービスは、IBMが長年にわたってグローバルで実践してきた経験も活用し、サステナビリティー経営の戦略立案からプラットフォーム構築、エコシステム形成までを包括。サステナビリティー戦略策定、気候変動リスク等のレポーティング、エネルギーマネジメント、サプライチェーンの高度化などを含む、特に顧客のニーズが高い領域を網羅した、総合的なサービス体系となっている。
1.アセスメント
企業がサステナビリティー実現に向け検討すべきポイントを、戦略、組織等の観点からヒアリングし、先進企業の動向を指標として、目指すべき姿やサステナビリティーのあり方を検討し、優先順位をつけたロードマップを策定
2.長期を見据えた経営戦略策定
アセスメントにより明確化した方針に、自然環境や社会情勢など今後10年程度で起こりうる変化を加味し、事業をどのように変革すべきかを策定
3.デジタルを活用した施策の実行
ロードマップにそって、デジタルを活用し、トレーサビリティーやCO2排出量の可視化など、実施すべきテーマについて、仕組みを構築 <
アセスメント・フェーズで戦略、オペレーション、データ等の10項目について、顧客が目指す姿、優先的に取り組むべきポイントなどを明確化。経営戦略策定フェーズでは、アセスメントの結果をもとにした具体的で実効性の高いサステナビリティー戦略の策定と、必要に応じてビジネスモデル自体の変革の方向性を検討する。