コマースロボティクスは、 eコマース専用iPaaS「コマースロボ」を開発、 その第一弾として中小規模ECショップ向けに『Shopify版』を2021年10月1日にリリースする。すでに75社の3PL倉庫をネットワーク化して、 コマースロボの利用が可能な状態で、 今後、 EC運営会社に対して倉庫紹介サービスもリリース予定。
クラウドサービスが急増する米国では、 クラウドサービス同士をAPIで接続して、 データ処理を自動化する新たなクラウドサービスiPaaS(Integration Platform as a Service)が発売され利用が進んでいる。 コマースロボティクス社は、 レガシーなOMS(Order Management System)からiPaaSへの移行が進むと考え2年前より開発を進めてきた。
開発したiPaaSは、 iPaaS+WMS(Warehouse Management System)一体型システムで、 外部連携を自動化するAutomation機能、 入出力変換を自動化するEDI機能、 内部処理を自動化するRPA機能の3つの機能を有する。
ユーザーは、 3つの機能を利用してノーコードで受注処理プロセスの自動化プログラムを構築できるのが特徴。 よく使うAutomationやRPAは標準ライブラリーとして提供し、 ユーザーはライブラリーを有効化するだけでプログラムの利用が可能となる。 ライブラリー数を今後大幅に増やしていきたい意向を持つ。 有償でロボット作成を代行するオプションも提供する。
外部連携を制御するAutomation機能では、 トリガーとして、 定時実行、 定期実行、 イベント実行の3種類での連携が可能。 さらに、 EDI変換を自由にカスタマイズできるようになった。 APIだけでなくSFTP、 S3連携も同様の機能が利用可能なため、これまで連携カスタマイズが必須となっていた自社開発ECや基幹システムとの連携もノンカスタマイズで連携が可能となった。
人間が行う内部処理(受注処理)は、 内蔵のRPAで自動化プログラムやメール送信を自由に作ることが可能です。 Eコマース専用のRPAは、 コマースロボティクス社でシステム特許を取得した技術。高性能WMSが一体化されているため、 自動受注処理後はリアルタイムに倉庫へ出荷指示を出すことが可能になる。