東急不動産およびパナソニックは、心斎橋東急ビルにて冷凍・冷蔵宅配ボックスの実証実験を8月6日より開始。分譲マンションにおける冷凍宅配ボックス利用の安全性などを確認する。
両社は、在宅勤務の浸透や非対面での配送普及により、冷凍品における利用者不在時の受取方法として宅配ボックスに需要があると考察。パナソニックが2021年1月に開発した受け取り用冷凍・冷蔵ロッカーをベースとして、インターホンシステム連携や非接触キー対応など分譲マンション用途への変更開発を進めている。
同実験は、ヤマト運輸の協力のもとに行われ、冷凍・冷蔵宅配ボックスを活用した際、品質上の問題がないことを運送会社とともに確認することで、配達の基盤整備を行う。また、利用者目線で感じた課題や、実際の注文傾向などを分析し、本格導入時の利用者満足度向上につなげるとのこと。
実験の期間は10月29日までを予定しており、東急不動産の社員約140名が対象。同社員からの注文を受け、ヤマト運輸は心斎橋東急ビルの受け取り用冷凍・冷蔵ロッカーへ当該商品を配達する。