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佐川グローバルロジスティクス、「t-Sort」とRFIDシステム導入で出荷作業の生産性1.32倍に

 佐川グローバルロジスティクスは、東松山SRC(埼玉県東松山市)の生産性向上を目的に次世代型ロボットソーター「t-Sort」とRFIDシステムを導入。1時間あたりの人による仕分け作業と比較した場合、出荷作業は1.32倍、出荷よりも煩雑な返品作業については4.43倍の生産性向上となった。

「t-Sort」とRFIDシステム

 t-Sortとは、無人搬送車(AGV)により物品を搬送し、少人数・短時間・大量の仕分け作業を実現する次世代型ソーターシステム。従来の固定ソーターと比較し高い柔軟性(物量に合わせて台数・面積を変化させ処理能力増減可、自由にレイアウト変更可、空きスペースに配置可)と機動力(導入・撤去のリードタイム短縮、故障時はロボット交換可)を持つことに加え、省スペース(固定ソーター比、最大半分以下のスペースで設置)での運用を実現する。

 東松山SRCでは、現場の特性上、繁閑差が大きく大掛かりなソーターを導入してもコストがかかる割にはかえって非効率となることから、人による仕分け作業をメインで行っていた。しかしながらt-Sortは、繁閑に応じて使用するロボット台数を変更することで処理能力の調整やコストの流動化、また従来型のソーターと比べ導入までのリードタイム短縮や省スペース化が可能なため、東松山SRCのオペレーションに最適と判断し35台を導入。これにより、ヒューマンエラーによる誤発送撲滅と、作業にかかる人員を27%削減。同作業に従事していた人員を作業負荷が大きい出荷作業に振り替えることで全体の作業時間が短縮され、東松山SRC全従業員の労働時間短縮につながった。

 この現場においては、従来ハンディターミナルを使用して出荷作業を実施。しかし、ハンディターミナルを使用する場合、複雑な操作が必要になることから、今回、「t-Sort」導入に合わせて商品のスキャニング方法にRFIDシステムを組み合わせ、入力作業の簡略化を図ることで、新規就労者の早期戦力化とハンディターミナルの操作習得に必要な教育時間の約7割削減につながった。

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