システム開発やポータルサイトの開発運用保守を行うサンシーアは、EC店舗の受注から発送可能な受注に限り倉庫側へ情報を送り、自動出荷を実現させる「SunLOGI(サンロジ)」を正式にサービス開始したことを発表した。
SunLOGIは、EC店舗運営者と物流倉庫の使いやすさに注力し、両者の立場に立った改善を繰り返し作られた物流管理システム。自動出荷を実現することで、EC店舗運営者は売上増に対する業務に時間を使え、物流倉庫は業務効率の向上によりサービスの質を改善、経費削減、配送ミスが少なくなることで、荷主の継続利用率アップを目指すことができる。後発なWMS(Warehouse Management System/倉庫管理システムまたは在庫管理システム)として、さらに多くのEC事業者と物流倉庫事業者に対して、低コストで業務効率を上げる事をコンセプトに、低価格にてサービスを提供する。
今年1月からの試験運用を開始しており、物流倉庫と自社ECショップによりテスト運用し、実運用課題をクリアして安定したサービスの提供が可能になった。
同システムは、楽天、Yahooショッピング、Amazon、Shopify、BASE、EcForce、ECCUBE、NEXT ECGINEなどの複数のモールやカートシステムとAPI連携しており、店舗の受注や在庫などを倉庫側へリアルタイムに反映することで、倉庫は今までのように店舗から受注リストを待つことなく、リアルタイムに作業が行える。また、店舗は顧客の対応や新商品の開発、商品登録などの仕事に時間を使え、店舗の売上アップに対する仕事に注力することができる。わかりやすい管理画面により、1日の研修で基本業務を覚えることができるという。
倉庫側は荷主アカウントを管理画面から作成し、随時荷主を増やすことや、荷主も入庫を管理画面から容易に倉庫に依頼することができるなど、今まで電話やFAX、エクセル管理などで行っていた作業を、すべてデジタル化することが可能となる。