楽天と西友は、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」において、関西地域における出荷能力の拡充を目的に、大和ハウス工業が開発する大型物流施設「DPL茨木」(所在地:大阪府茨木市)の全フロアを賃借し、専用物流センターを新設することを発表した。2021年内の稼働開始を予定している。
同センターでは、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるほか、搬送などの自動化設備を導入し、倉庫内作業を効率化。これにより、当日配送枠を拡充し、関西地域における供給能力の強化を図るとともに、サービスの利便性向上を図る考え。予定される配送エリアは、大阪・兵庫・京都・奈良の一部エリアとなっている。
なお、同サービスでは本年1月より、神奈川県横浜市に、最大3万~4万アイテムの取り扱いが可能な専用物流センターを稼働開始しており、自動化設備を導入することで、通常オペレーションと比較し、約60%の省人化が実現しているという。
両社は今後も、強固なサービス供給体制の構築を推進するとのこと。