凸版印刷は、クラウド型の製造DX支援ソリューション「NAVINECT(ナビネクト)クラウド」を2020年5月より提供している。今回、同ソリューションの「在庫管理」カテゴリにおける新たなアプリケーションとして、「棚卸管理」機能の提供を開始した。スマートフォンを始めとした情報通信端末を活用し、その場で棚卸情報の登録/管理を行えるため、効率的な棚卸管理を実現する。
同アプリケーションの特徴は、次のとおり。
QRコードやRFIDなどを活用した棚卸の管理が可能
資材ごとのバーコード/QRコードが印字された在庫ラベルでの棚卸業務はもちろん、RFID(オプション)を活用することで対象とする在庫情報を一括で読み取ることができるため、現物棚卸業務の効率化・品質向上が図れる。
時間/場所を問わない棚卸結果の確認が可能
クラウド上でデータを管理することで、棚卸作業状況・結果をリアルタイムに共有することが可能。また、テレワーク下でも遠隔地から棚卸結果の確認/承認を実施することができる。
同ソリューションのほかのアプリケーションとの連携も可能
同アプリケーションだけでなく、同ソリューションですでに提供されている「生産点検」「在庫管理」「見える化」「指示管理」に対応した、さまざまなアプリケーションと組み合わせて運用可能。機能の拡張をスピーディに行えるため、「在庫管理」から始めても段階的にほかのアプリを導入することで、製造現場全体での最適化/DXが実現可能となる。
同アプリケーションの主な機能は、次のとおり。
棚卸計画
棚卸計画(実施予定日・時間)を作成。棚卸対象外となる在庫がある場合、除外設定(場所/在庫分類)をすることができる。
棚卸報告
作成された棚卸計画に対し、実在庫の状態を入力。実在庫の管理ラベルを読み取り、実在庫の所在/数量を入力できる。理論在庫と差異があった場合のデータ修正(数量・場所の変更)や、管理ラベル未発行の在庫に対するラベル発行をその場で行うことができる。
棚卸承認
棚卸報告された内容の確定と承認を行う。また過去の棚卸結果を参照することができる。