AWCGは、日本ブランドの海外進出サポートを行うため2011年8月に設立、2012年10月にシンガポールの中心的ショッピングエリアにセレクトショップ「JRunway」をオープン。
ECサイト「Shop.JRunway(ショップドットジェイランウェイ)」を近日中にオープンする予定。まずはJRunwayの商品を販売する形だが、今秋には、より幅広いテイストの商品を日本から直接アセアン地域の消費者に届ける“越境型”ECモールとして本格的に指導予定。5年後には売上高150億円を目指す。
AWCGはシンガポールの郵便事業会社であるシンガポールポスト社と業務提携契約を締結しており、アセアン地域への配送はシンガポールポストが担う。このため、日本のアパレル・ファッション企業が出店した場合、注文が入り次第、商品を国内の指定倉庫に納品するだけで、容易にアセアン全域への販売が可能となる。
住友商事は、アセアン地域で小売事業を展開することを中長期戦略の1つに掲げており、インドネシア、マレーシア、ベトナム、中国でのEC事業などを展開している。今般のAWCGへの出資を通して、中間層の消費拡大が期待できるアセアン地域において、さらなるリテイル事業の拡大を目指す。