お金の情報サイト「まねーぶ」は、全国20代~60代男女1,000人に、新型コロナウイルス感染症対策における決済方法の変化について意識調査を行った。
新型コロナウイルス感染症対策による決済方法について、各決済方法の利用割合が外出自粛前と外出自粛中で比較してどのくらい変化したか調査ところ、「現金」は自粛前に平均およそ5割だった利用率が自粛中にはおよそ3割まで落ち込む結果となった。一方「クレジットカード」は3割からおよそ4割に増加、スマホ決済(バーコード・QR型決済)」もやや増加した。
外出自粛前と外出自粛中における「スマホ決済」利用がどう変化したか比較したところ、利用が増えた店は「コンビニ」が314人と最も多く、次いで「スーパー」が209人、「ドラッグストア」が203人と続く結果となり、比較的単価の低い日常的に利用する店舗での利用が増えている傾向が見られた。 一方、利用が減った店については、「利用が減った店はない(またはスマホ決済の利用なし)」が708人で突出。 利用月額については、自粛前の平均値「6,399円」に対し、自粛中は平均値「9,078円」と、約140%に増加した。
外出自粛前と外出自粛中における「クレジットカード」利用がどう変化したか比較したところ、利用が増えた店は「ネットショッピング」が358人ともっとも多く、次いで「スーパー」が284人、「コンビニ」が147人、「ドラッグストア」が137人と続き、外出自粛に伴うネットショッピング自体の需要増加でクレジットカードの利用も増加したとみられる結果に。
一方、利用が減った店については、「利用が減った店はない(またはクレジットカードの利用なし)」が719人で突出しました。 利用月額については、自粛前の平均値「34,028円」に対し、自粛中は平均値「37,902円」と、約110%に増加したことがわかった。
感染症対策として良かった決済方法では、「クレジットカード」484人や、「スマホ決済(バーコード・QR型決済)」354人が挙げられた。 良かった利用先では、「スーパー」491人や、「コンビニ」456人が多く、その理由をとして、「支払時に接触が少ない」が754人と突出する結果に。
感染症対策として困った決済方法では、「現金」256人、利用先では「スーパー」161人が多く、その理由として、「支払時の接触が多い」239人の他、「ATMに行く必要がある」という声が挙げられた。 また、いずれも「困ると感じた(決済方法・利用先)はない」が突出して高く、手軽なキャッシュレスが普及したことで、感染症対策の決済方法に関して困ったり不便に感じたことは少ないという結果になった。