クロスマートは、 5月4日に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にて提言された「新しい生活様式」のひとつでもある、 テレワークやローテーション勤務、 オンライン会議などの新しい働き方を実現するために、 卸売業者に対して業務フロー診断を6月末まで無償提供する。本診断では業務効率化によるコスト削減額の可視化や、 テレワーク化のためのオンライン環境の整備を提案。
同社は、 仕入食材の見直しを検討している飲食店と、 新しい取引先店舗を開拓したい生産者・卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスマート」と、 LINEおよびFAX-OCRを活用し、 卸売業者のFAX受信を減らして受注業務の効率化につながる「クロスオーダー」を提供。
これまで数十社の卸売業者に対して、 受発注システムの提供を中心に業務フロー構築・改善を行ってきた。サービスのひとつである業務フロー診断では、 営業~販売管理~在庫管理~配送といった卸売業者の基本的な各業務フローを同業他社と比較することで、 課題を抽出し、 最も効率的にコスト削減につながる施策を提案している。
このたび、5月4日に専門家会議で提言された「新しい生活様式」に対応する業務フローを、 本診断のレポートに含めて提案する。クロスマートのLINEとFAX-OCRを活用した受注業務効率化システム「クロスオーダー」を活用したテレワーク化やローテーション勤務の実現、 業務オペレーションを改善することによりオンライン環境の整備など、 新しい働き方の提案と実現のためのサポートを行う考え。
外出自粛要請により多くの飲食店が休業、 その影響は食品卸売業者にも大きく及んでいる。 売上減少による経営状況の悪化だけでなく、 出勤人数や営業日数の調整や、 配送店舗数の減少による配送ルートの調整など、 業務フローやオペレーションの見直しが必要になっている。業務フローやオペレーションの見直しは一時的なものではなく、 アフターコロナを見据えた上での継続的な整備・改善が必要となるため、 テレワーク化を進めにくい卸売業者の負担も大きなものとなっているとのこと。