シタテルは、 アパレル事業者向けにクラウドを用いたデジタル衣服管理ツール「sitateru CLOUD(シタテルクラウド)」をリリースする。
「sitateru CLOUD」には、 あらたなバリューチェーンの構築に際して、 アパレル業務を最適化する新機能が段階的に実装されていく予定。 今回提供する機能は「ダイレクト取引」機能。ブランド事業者とサプライヤがシステムを介して直接取引を行うことができるというもの。 具体的には、次の機能を備えている。
アイテムデータと生産スケジュール一元管理
クラウド上ですべてのデータを管理でき、 サプライヤと常に同じ情報を見ながら生産を進めることができる。
アイテム単位ごとのチャット機能
すべての情報をアイテムと紐づけて管理できるため、 品番の認識違いが発生しない。 テキストによるコミュニケーションのほか、 画像データのやり取りにも適している。
スマートフォン対応
外出先、 出張先、 自宅など、 場所を選ばずに状況の確認や連絡を行える。
サプライヤの拡充
豊富なサプライヤネットワークから、 新たな縫製工場などへ直接アクセスできる。
本サービスでは、 シタテルと連携するさまざまなサプライヤと同一形式でコミュニケーションを取ることができる。リスクヘッジの観点から急務となっている分散化したサプライチェーンの構築を推進し、 アパレル事業者の持続可能な事業基盤の構築に寄与する。
アパレル事業者だけではなく、 商社やOEMメーカーなどの中間業者、 およびサプライヤの業務改善や持続可能性も支援。導入費用が不要のため、システム投資等の莫大な新規投資を行わずに、 業務のデジタル化を推進していくことが可能に。
シタテルは「sitteru CLOUD」により、 製造業の小規模事業者がバリューチェーンおよび市場へのアクセスを拡大させることや、 労働集約的産業の生産性向上などを目指している、 持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組みを推進していくとのこと。