メルペイは、Origamiの全株式取得と同社がメルカリグループに参画することについて、両社間で基本合意したと発表。
Origamiは、「お金、決済、商いの未来を創造する」とのミッションのもと、2012年に設立。2016年にスマホ決済サービス「Origami Pay」の提供を開始、2018年9月には全国256の信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫と資本業務提携を行い、とくに地域の中小事業者へのキャッシュレス化推進に取り組んできた。Origami Pay導入加盟店は、累計8万社に到達している。
メルペイは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」をミッションに、2019年2月にスマホ決済サービス「メルペイ」の提供を開始。メルカリの顧客基盤を活かし、サービス開始から約8ヵ月となる2019年10月に利用者数500万人を突破、メルカリの過去の利用実績などをもとに、商品購入代金を翌月にまとめて支払うことができる「メルペイスマート払い」にも対応するなど、機能拡充を進めてきた。
両社は互いの強みを融合することにより、スケールメリットの実現に留まらない独自の価値を提供し、日本のキャッシュレス社会実現に寄与できるものと考え、今回の合意に至ったとしている。今後は、Origami Payのサービス・ブランドを、顧客・加盟店に対して一定の周知期間を経た後にメルペイに統合し、メルペイ、メルカリ、Origami、信金中金の4社共同で、地域の中小事業者に対しメルペイ導入を推進することでキャッシュレス社会の実現を目指す。