ポルトガル・リスボンにて、テクノロジーカンファレンス「Web Summit」がスタート。
11月4日の前夜祭を終え、5日のセンターステージには、Verizon Executive Vice President & Group CEO Ronan Dunne氏(セッションタイトル「Are you ready for 5G?」)や、 Calibra (Facebook) VP of Product Kevin Weil氏(セッションタイトル「Building Calibra and increasing access to the global economy」)など、ホットトピックスに関して著名人がメッセージを発信した。
トークセッション「Reinventing your brand in a digital era」には、IKEAのChief Digital Officer であるBarbara Martin Coppola氏が登場。あらゆるチャネルからデータを取得し、コミュニティを築き、サステナブルなビジネスを行っていくと展望を述べた。
ECを含むマーケティング関連のセッションは「PandaConf」と名付けられたステージで終日開催。顧客との関係構築やAIの活用についてのセッションほか、環境や国際政治をテーマにした講演もこのジャンルに複数含まれていた。
Google、AWS、Microsoftなど著名なIT企業はもちろんだが、スタートアップ企業の出展が多く、会場にはその場で投資家と話し合うことができるラウンジも設けられているのがWeb Summit特徴。ただし、コマース関連の企業は少なめ。教育関連やスポーツ、エンタテイメント関連のスタートアップのブースが多数目についた。一方で、テクノロジーベンダーでなく事業者側もブース出展しており、2019年はPorscheが初出展。自社ブースでモビリティへの考えや、スタートアップとの協業等についてセミナーを行っていた。
日本からは、商品検索等のソリューションで知られるZETAが、講演セッションを持つ形で初協賛。「CX Growth Hacking」「Customer Reviews」と題したふたつのワークショップを行い、英語で講演した他、聴講者とのQ&Aを展開した。