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利用したい買い場としてECの勢いが増す結果に/博報堂買物研究所発表「チャネル別買物体験調査」

 博報堂買物研究所が、「情報氾濫時代に利用したいチャネル」についての調査結果を発表。情報が氾濫する時代に、生活者がどのようなチャネルを好んで利用し、どのような買物体験を求めているのかについて、25種のチャネルを対象に調査を行い、結果を分析している。

「チャネル別買物体験調査」分析結果要点まとめ

ポイント1:利用したいチャネルとして、勢いを増すECサービス

 利用意向では、今回取り上げたECチャネルのうち、「テナント型ECサイト」や「マーケットプレイス型ECサイト」を筆頭に、ECの勢いを感じさせる結果となっている。

ポイント2:「楽しめる」チャネルはEC、「選べる」チャネルはリアル店舗が優位

 「利用したい買い場ランキングTop10」に入ったチャネルを利用する際に、利用者が何を感じているのか調査・分析したところ、「楽しめる」「選べる」の2つのグループに分かれる結果となっている。

 「楽しめる」チャネルには、ECサイトや動画・音楽の定額制配信サービスなどが含まれている。ECについては「利用・購入する際にワクワクできる仕掛けがある」「売り場の情報に発見や驚きを感じる」「いる(見る)だけで楽しい」「商品(サービス)を選ぶことが好き・楽しい」という楽しさ、驚き、発見のある体験が評価される結果が出ている。

 なお、博報堂買物研究所の考察は下記の通り。

考察:チャネルの使い分けで、情報ジレンマを軽減

 情報が氾濫する時代、「身の回りの情報が多すぎる」と感じている生活者は約7割。一方「買物の際に、たくさんの情報があるほうが安心」と考える生活者も約7割存在している。そして、この双方の意識を同時に持つ生活者は全体の約半数を占めている。「情報は多すぎるけど、情報は欲しい」。「楽しめる」チャネル、「選べる」チャネルを求める生活者の動機にはこのジレンマがあるのではないだろうか。

 ECを中心とした「楽しめる」チャネルでは、その場にアクセスしたり、行くだけで得られる楽しさ、驚き、発見とともに商品・サービスと出会い「買いたい!」という気持ちを高ぶらせることができる。リアル店舗を中心とした「選べる」チャネルでは、編集された分かりやすいチャネルづくりによって、欲しいモノを直感的に「選べる」という確信を得ることができる。生活者はそれぞれの買物体験を通じて、適切な情報を得つつも情報過剰のストレスを乗り越え、自分にとっての「ここちよい買物」を実現しているのではないだろうか。

 情報過剰時代、買い物における情報ストレスを軽減し、生活者のここちよい意思決定を後押しする仕掛けはますます求められるようになるだろう。

【調査概要】
調査方法:全国の20代~60代の生活者1,000名に対し、全25種のチャネルにおける生活者の買物体験や選択意識を聴取。各チャネルにおける買物行動に対する関与度や選択意向度にフォーカスし分析
調査地域:全国
調査時期:2019年3月15日~18日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~69歳の男女1,000人

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