PayPayは、スマホ決済サービス「PayPay」において、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応した。
本人認証サービス(3Dセキュア)とは、事前にクレジットカード会社に登録したパスワードなどを入力することで本人認証を行い、不正利用やなりすましを防ぐ仕組みである。PayPayでは、クレジットカードの不正利用への対策として、2018年より、「クレジットカード情報の入力回数の制限」や「クレジットカード利用時の上限金額の設定」などを順次実施してきた。今回の本人認証サービスへの対応により、さらに強固なセキュリティを構築することとなる。
これ以降、PayPayにて、本人認証サービスに対応したクレジットカードを新規に登録する場合、「クレジットカード番号」、「有効期限」、「セキュリティコード」の入力後に、各クレジットカード会社の認証ページに遷移。認証ページにおいてパスワードなどを入力するとクレジットカードの本人認証が完了する。
本人認証後は、PayPayにおいて2018年より実施しているクレジットカード利用時の上限金額が、25万円(過去30日間)に引き上げられる。また、本人認証は一度完了すれば、決済の度にパスワードなどを入力する必要はない。既にPayPayに本人認証サービス対応のクレジットカードを登録しているユーザーは、以降、PayPayの支払い方法の設定画面から本人認証ができるようになり、本人認証後は同様に25万円(過去30日間)まで引き上げられる。なお、本人認証を行わなくても引き続きPayPayによる支払いは可能。
また、Yahoo! JAPANカードによるチャージを利用する場合、本人認証サービスによる本人認証が必須となる。