ジャストシステムは、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年11月度)」の結果を発表した。なお本調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象に、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し実施された。調査結果の概要は以下の通り。
2割に、「QR決済」の利用経験あり
顧客がスマートフォンに表示した二次元コードを店舗側が読み取ることで、もしくは店舗側が表示した二次元コードを顧客がスマートフォンで読み取ることで、決済が行われる「QR決済」について、スマートフォン利用者のうち、「頻繁に利用している」人は6.0%、「ときどき利用することがある」人は14.1%でした。一方、「利用したことがない」人は70.9%であった。
「即時買取サービス」の利用率は1割。認知率は昨年比で大幅ダウン
売りたい商品の写真を送付すると、査定金額が提示されて現金化できる「即時買取サービス」を「利用したことがある」人は10.0%で、2017年11月度調査(10.0%)と比べて、利用率は横ばいであった。「利用したことがある」「知っているが、利用したことはない」の合計で表す認知率は42.1%で、2017年11月度調査時(62.0%)から19.9ポイント低下した。
若年層の3人に1人が「D2Cブランド」を認知。1割に購入経験
流通業者などを通さず、メーカーが直接消費者に商品を販売する「D2Cブランド」について聞いたところ、「購入経験がある」人は7.4%で、認知率は23.3%でした。年代別に見てみると、「購入経験がある」10代は11.0%、20代は13.5%で、認知率は10代が31.0%、20代が31.5%であった。一方、「購入経験がある」50代は3.0%、60代は5.5%で、認知率は50代が16.5%、60代が19.5%という結果となった。
「AIスピーカーはECデバイスとして普及しない」と思う人は、昨年と比べて減少
AIスピーカーを「所有している」人は9.4%で、2017年11月度調査(6.3%)と比べて微増。また、「知っていて、興味がある」人は24.6%、「知っているが、あまり興味がない」人は47.5%であった。
AIスピーカーを「所有している」人と「知っていて、興味がある」人に、EC利用時のデバイスとして普及すると思うかをたずねたところ、「そう思う」と答えた人は50.5%で、2017年11月度調査(51.6%)と比べてほぼ横ばいであった。一方、「普及しないと思う」と回答した人は10.7%で、2017年11月度調査(12.0%)から減少した。