東京商工リサーチは、2018年1-10月「通信販売・訪問販売小売業」の倒産状況を発表。
2018年1-10月の通信販売・訪問販売小売業の倒産は56件(前年同期比33.3%増、前年同期42件)だった。調査を開始した2009年以降では、年次ベースで過去最多の2015年(77件)に迫る勢いで推移。
また、負債総額は1,033億2,700万円(前年同期27億3,000万円)と大きく膨らんだ。これは食品通信販売のケフィア事業振興会(東京、負債1,001億9,400万円)の大型倒産が影響した。
全体では、負債5千万円未満が44件(前年同期比51.7%増、前年同期29件)で、約8割(構成比78.5%)を占め、基幹商品を持たない小規模企業の脱落が進んでいると、調査もとでは見ている。