MMD研究所は、「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」においてQRコード決済サービスの6サービスのメイン利用者18歳~69歳の男女600人を対象に2021年7月1日~7月5日の期間で「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)の満足度調査」を実施した。
QRコード決済サービスの6サービスをメイン利用している18歳~69歳の男女600人を対象に、現在メインで利用しているQRコード決済サービスを知ったきっかけを聞いたところ、「テレビCM」が14.2%、次いで「公式サイト」が13.5%、「関連アプリ上での案内」が13.0%という結果になった。
これをサービス別(各n=100)に上位5位までの項目を抜き出してみると、PayPay、d払いのトップは「テレビCM」、楽天ペイは「公式サイト」、au PAYは「企業からの配信メール」、メルペイ、LINE Payは「関連アプリ上での案内」という結果になった。
QRコード決済サービスの6サービスをメイン利用している600人を対象に、メインで利用しているQRコード決済サービスを使い始めた理由を聞いたところ(複数回答可)、「ポイントがたくさん貯まるから」が33.2%、次いで「キャンペーンを知って興味を持ったから」が29.0%、「普段使っているサービスとポイントが連動しているから」が22.5%となった。
これをサービス別(各n=100)に上位5位までの項目を抜き出してみると、PayPay、メルペイ、LINE Payのトップは「キャンペーンを知って興味を持ったから」、d払い、楽天ペイ、au PAYは「ポイントがたくさん貯まるから」という結果になった。
QRコード決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、そのサービスの利用頻度を聞いたところ、「1週間に1回以上利用する」という回答は各サービス別で、「楽天ペイ」が72.0%、「d払い」と「au PAY」が62.0%、「LINE Pay」が61.0%、「PayPay」が60.0%、「メルペイ」が44.0%となった。
QRコード決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、メインで利用しているQRコード決済サービスの満足度を「お得部門」「アプリデザイン部門」「利便性部門」「信頼部門」の4部門においてそれぞれ聞いたところ、お得部門は「楽天ペイ」、アプリデザイン部門、利便性部門、信頼部門は「PayPay」がそれぞれ部門トップとなり、総合満足度は「PayPay」がトップとなった。
各部門で聞いた項目
- 「お得部門」…キャンペーンの頻度、ポイント還元率、還元されるポイントの分かりやすさ
- 「アプリデザイン部門」…操作の分かりやすさ、利用した金額(残高)の分かりやすさ、見た目の良さ
- 「利便性部門」…使える場所(店舗・EC)の多さ、店員の理解度、チャージ方法の豊富さ
- 「信頼部門」…セキュリティ、企業の信頼性、使える場所の分かりやすさ
QRコード決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、メインで利用しているQRコード決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか10点満点の点数をつけてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、9点から10点をつけた推奨者は11.0%、7点から8点をつけた中立者は38.5%、0点から6点をつけた批判者は50.5%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-39.5となった。サービス別のNPSは、「楽天ペイ」が-27.0で最も高い結果となった。
「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)の満足度調査」調査概要
- 調査期間:2021年7月1日~7月5日
- 有効回答:600人 PayPay(n=100)、d払い(n=100)、楽天ペイ(n=100)、au PAY(n=100)、メルペイ(n=100)、 LINE Pay(n=100)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:18歳から69歳の上記QRコード決済サービスをメイン利用している男女
- 設問数:9問