東芝デジタルソリューションズは、店舗内のオペレーション(接客作業)を科学的に分析することで生産性を高めるコンサルティングを展開するトリノ・ガーデンと、AI技術を用いて店員の行動を自動分析する実証実験を行う。
飲食店のケースでは、テーブルタッチ回数(飲食店でスタッフがテーブルに接客訪問した回数)などをKPIに設定してデータを測定するが、店舗内の状況を目視で確認し、手動で分析するため、多大な時間・労力がかかるという課題があった。
今回の実証実験では、東芝デジタルソリューションズのAI技術で実現したラグビーの試合での映像分析技術を応用し、店舗映像から店員行動の切出し・分類・タグ付けを行い、テーブルタッチ回数の自動集計を実現する。
ラグビーの試合映像を活用した戦略立案には、ソフトなどで分析可能な状態にするため事前にスクラム・タックル・トライなどのプレーの種類ごとにタグ付けが必要だが、東芝のAI技術によって試合映像からのプレーの自動切出し・分類・タグ付けが可能になる。